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太田の自叙伝5編目 『英語もち太田と英語なし太田』フィリピン留学のススメ(全5編)

      2016/05/31

第4話

久しぶりの飛行機にちょっとだけ胸が躍る。が、もちろん不安もある。
半べそになりながら「はじめてのおつかい」を体験している幼児たちの感覚はこんな感じなのだろうか。なんて思う。

まあ、なんとかなるだろ・・・。

そんな強がりを装いつつも内心不安。。。やりとりしたメールを見直す。

よーし、セブのマクタン空港てとこ着いたら『QQEnglish』という青い看板を持ってる人がいるんだな。オッケーオッケー。
Don’t worry!オレ!Be Happy!
ほうほう、とりあえず着いたら青色あってそこ行きゃいいと。オーライオーライ!!
I can do it!!Thank you!!

覚えたての英語を混ぜて精一杯の背伸びする。

うわあ、やっぱ耳が痛てええ。ちくしょう。いてええ。三半規管を揉みしごく。
俺は本当身体が弱いな。。酒も飲めないし体力もそんなにないし。
本当嫌だ、きっと俺が世界で一番ついてない。早くついてくれェ。。
てか、このピーナツうめえ。でもこっちのグミ食いてえ。

・・・ようやく機内アナウンスがきこえた。

『マブハイ♪本日はフィリピン航空のご利用誠にありがとうございました。サラマ ポ!』

着いたか。。

とにかくここまで来ちゃったんだよな。。今までの人生で何も大きな事してない自分が。。ここまできちゃったんだよな。。

モアッとした空気が身体をつつみこむ。
緊張のせいなのか気温のせいなのか滝のように流れる汗。

空港が凄くにぎやかだ。
旅行会社がお客様を待っているのか会社名を大声で叫んでいる。
語学学校の看板を持った人達がいまかいまかと視線を感じる。
まるで動物園の檻の中にいる気分だ。
がしかし、おれは見世物でないぞ。

『それにしてもあついな・・・。』

奥のほうにQQEnglishの看板が。

『よかった・・・。』

安心しながらも平然を装い、ぎりぎりになるまで気づかないふりをする。
腹ペコの時ウェイトレスがようやく料理運んでくるのをチラッと知りつつも僕は目の前のこの話に集中していますよ。
のあの感じだ。

3メートル前になりようやく
『アッ、どうも。。』
なんて言ってみる。

案内されたスクールバスの窓からフィリピンの日常を眺めてみる。

うわあ、車の運転あらすぎだろ。。それに家ボロいなあ。。あれ山小屋か? これが発展途上国ってやつなんだ。ネット上でセブ島ったらビーチのイメージ画像ばかりなのに。。。てか野良犬おおすぎだろ。こええ。しかもごみ沢山落ちてるし。・・・外で寝てる人もいるんかよ。なんか変な人おおそうだなあ。。。

俺は真逆の環境にきたんだ。

そんなこんなで寮に到着。

部屋は一人部屋。
お部屋にはベットと机に椅子、そこにスタンドライトがあるのみの小さな部屋だ。

『それでは明日朝の9時にこちらに集合してください。』

オオタ『ご丁寧にありがとうございました。8週間どうぞよろしくお願い致します。』
まだまだ日本人の僕は必要以上に丁寧な挨拶とおじぎをする。

スマホで時間を確認する。時間も夕方4時を過ぎたところ。

ネットでもみるか。

あッやべ!スマホをエアプレインモードにしないといけないんだった!
そう、日本から持ってきたスマホを海外で使用する際にはエアプレインモードにする又はSIMカードを抜かなければならない。
そうでないとパケ死する。当時の僕はネットで覚えたての海外知識をフルに使っていたつもりも忘れていた。。。

エアプレインモードに設定し、寮のWiFi接続をする。
くそっ、全然繋がらない。。ちゃんとWiFiのマーク出てるのに。。。これが海外か。。

持ってきた荷物の整理をササっと終わらせ、無事に到着した安心感と暑さで消耗した体力を安めていた。
ベットによこたわり天井をボーっと見上げていた。

とうとうあの育成アプリ、そしてオンライン英会話を経て、フィリピンに留学にきたんだなオレ。
まさかこうなるなんて数ヵ月前は思ってもいなかったな。。。
そう、人間なんて想像は出来ても何が起きるなんてわかりっこないのだ。

今後はまあ、色々頑張っていって・・・そんで道尋ねられて答えてだろ、美女にみられてだろ、そんでそんでそんで・・・と妄想は止まらない。

この若造はまたすぐに掛け算をしたがる。

『てか今日は日曜日だ。それにまだ夕方5時過ぎか。』

メリール先生はいつも日曜日にレッスンないんだよな。何してるのかな?
もしかして前に言ってたQQEnglishの近くのマクドナルドいるのかな。

『てか何か食べに行かないとな。どこ行こう。全然わからないしな。』

どうしよ・・・。何食べようか分からないこんな時は無難なところが一番かなあ。。。
ケンタッキーもいいし、ネットに載ってたフィリピンで有名なジョリビーでもいいよな。。。

がしかし、この日の僕は何を足しても引いても掛けても割っても答えはマクドナルドになる。笑

グミ早めに渡さないと不覚にも食べちゃうかもしれない。。なんて都合の良い考えをしながら。

僕の探しているのはあの有名なMのつくお店。すぐに見つけることができた。

『結構混んでる。全然ライン進まないし。。。』

そんなものは横目に流しつつも、長打に並んだラインにも全く動じない才能を持つ定員達に目を向ける。

がしかし、そこには僕の知っているあの浅黒い女性、メリール先生はいなかった。

次の日からというもののオリエンテーションや初日のテストを受けた。

リスニング
やっぱり難しい。なんて言ってるのかほとんどわからねえ。。

リーディング
んー。多分これだ。これも多分これだ。。ま、全くもって適当や!

ライティング
何だこれ。何について書けって言ってるんだ。。その何が分かってもオレ書けやしないがな。。

スピーキング
あ、ちょっとだけこの先生と会話になってるかも。でもまだまだおぼつかないぜ。。でもオンライン英会話やってて良かった・・・!

それからというもの毎日6コマのマンツーマン授業、そして2コマのグループクラスをこなしていった。
先生は基本的に1コマずつ変わる。講師によっては宿題の数が尋常でない。これ全部やってたんじゃ自分の勉強できんぞってレベル。

でもせっかくきたんだ。と自分自身に鼓舞。
何とか終わらせボールペンで質の悪いノートに英単語をそれぞれ5回ずつ殴り書きをしていく。
それからというもののとにかく英語が続く毎日。英語を詰め込みすぎて日本語をたまに忘れる。

もう本当大変。。。

今日はもう眼も疲れたし寝ようかな。

明日があるさ明日がある。若い僕には夢は・・・ない。。
でもこれはチャンス、これはチャンス

勉強しなおそう♬

なんて考えているうちにオオタは眠りに落ちた。

グウ、グウ、

グウ・・・グウ・・・

グウ・・・グウ・・・グウ・・・

『Practice More!!!』

!!!!!!!!!!!!!!!!

ビクッと目が覚めた。

ん。。。。。。。夢か・・・。

英語漬けはいいけどまだまだ伸びない英語力。
見えないプレッシャーがストレスになって夢になって現れた。

あの日以来、英語生活が大変で色々忘れかけていた。

そういえば、この留学終わったら俺は何してるんだろ。。留学生のみんなが言ってるあのワーホリってやつにでもいこっかな?
それとも日本に帰ってどこか工場にでも働くか?
先の見えない未来。ちょっと不安がありつつも残りの英語漬けの日々をやり抜こう。

でも本当今充実してるわ。来て本当に良かった・・・。この先の未来はまだ分からないけど今一生懸命やるしかないな。

てかメリール先生元気かな・・・?

次の日、放課後すぐにカフェに行きスカイプチャットしてみた。部屋のWiFiはほとんど使えない・・・。

『Hello Teacher Meryl. I am studying English in Cebu.(こんにちはメリール先生、僕は今セブで勉強しています)』

こんな感じで。

・・・すると

プルールーツーンツ―♪
突然ビデオ電話が!

慌てて出てみると何か言っている。
『Why you didn @_#*& +#%_#*&⁆=』
何だって!?

ようは何で早く教えてくれなかったのよ!と言っていた。
チャットじゃだめなのかね。
そんなことは置いておいて明日の21時にマクドナルドへ来て。とのこと。
初めて誰かと会うとして自分の職場に呼ぶことって日本じゃあまりいないよな。。。外人ってやっぱり感覚が違うな。
なんて思いつつも以前に俺はそこに行ったんだった。

次の日。。。

20時55分。

ちょっとぎりぎりに来すぎたかななんて辺りをきょろきょろと見回すもメリール先生らしき人は見当たらない。
まあ、いい。とりあえず待つか。

21時00分。

そろそろ来るかな。。。やっぱり来ないのかな、、一回カフェもどろうかな、、、特技の怖気づきを発揮いていた。
しかし、最初のスカイプの授業をする時のような、心臓のバクバク音は聞こえない。
きっと小さな小さな積み重ねという英語の足し算が妙な自信というものに導いてくれていたのだと思う。

10分後・・・・・・。

15分後・・・・・・・・・・・・・・・・。

まじかよ、これがフィリピンタイムか。初めて味わうフィリピンの洗礼であった。
まあいい。これがいつの日か帰国後の話の種にでもなるだろう。

20分後にさしかかろうとしたその時・・・

『ヘロ~、タカヒロ!ウェルカム to Philippines!』

!!!!!!

背後からいつの日か聴いたことのある声がした。

電波にのせた音とは違い、とてもクリアに。

振り向くとそこには150㎝ほどの浅黒い女性、そうあのメリール先生が立ってた。

とりあえず力んだ笑顔をかえす。どうしていいのか分からないので挨拶もほどほどに調べたばかりの英語を思い出し、ダイソーの袋を渡す。
『This is my souvenir.』(これお土産!)

昔近所に住んでいた飴玉を手渡ししてくれるジイさんのようになっていたと思う。その場の空気を少しでもプラスに変えたい。そんな僕の出来ることはキレイな挨拶でも気の利いた冗談でもなく、チョコレートをあげることだけだった。(グミは食べた。)

その日はメリール先生おすすめのフィリピン料理『シニガンスープ』を食べながら色々と会話をした。電子辞書を片手に。

メリール先生の英語は確かに素晴らしく発音も文法もきれいだった。
メリール先生はレイテ島出身でセブ大学の教育学部を卒業した後にコールセンターに就職しその後、大学院に進学。大学院で専門教育学を専攻しながら英語のオンライン講師をしているという。そして週に3日ほどマクドナルドでマネージャーをしているとのことだった。経済発展をモロに感じ、だんだんと雇用が生まれているフィリピンでも少しでも給料が良い仕事は大学卒業以上でないとダメなケースもあり、院を出れば会社のポジションも上がり給料も上がるという社会だと教えてくれた。

『See you Takahiro, Hope to see you again(@^^)/~~~』

オンライン英会話とリアルはやっぱし少し違う。
今やオンライン英会話も留学も変わらないレベルになりつつもリアルは自分自身で動かないと見えないものが沢山ある。と気づかされた。

毎日のマンツーマン授業のおかげなのか
初日に受けたテストから4週間後に行われたプログレステストではスピーキング、ライティング、リスニング、リーディングすべて伸びていた。

紙を貰った時に心の中でガッツポーズをした。勉強でこんな頑張った経験はなかった自分がこんな気持ちを味わうなんて本当に分からないものだ。成長って楽しい。気持ちい、超気持ちい。自分で自分を褒めたい。銀じゃダメなんすか。いいんです。あなたの成長は何にも代えられないんです。なんて思う。

卒業式
『I won’t forget those days when I studied English here in Cebu. It was a very amazing and special time in my life. Thank you!』
なんてスピーチをし、皆さんから拍手をもらう。

この8週間が終わったんだな。本当来て良かった。これからの未来どうなるなんか分からないけど帰ってからもオンラインとかやってみよ。生涯学習や!なんて思っていた。

留学中、留学生との交流もそれなりに合ったし一緒にご飯食べたりした。

それぞれバックグラウンドが違う人たちが集まっていた。
TOEICのスコアを伸ばして外資系に就職したい人、リタイアしてフィリピン人の嫁を探しにきた人、会社を大きくするために英語に奮闘する経営者、僕のように会社辞めてとりあえず留学しに来た人、恋人と別れて仕事を辞めて傷心留学にきた人。とまあ、本当に色々だ。
皆んなそれぞれの人生があってドラマがあって同じ期間にこの異国、フィリピンにきている。
そんな人たちが同じ屋根の下、勉強できる環境はココ、フィリピンにしかないだろう。

よし、そろそろ寮に戻ろうかな。と思い学校をでようとしたその時

当時のQQEnglishマネージャーに声をかけられた。

『オオタくん、ちょっといいかな・・・。』

この瞬間から今後のブルーバット太田の人生が大きく変わっていくことなんて全く予想していなかった。

次回『太田の自叙伝 フィリピン留学後のススメ』に続く。(いつか書きます)

あとがき
『モテたい』から始まった太田のノンフィクション留学自叙伝をお読み頂きありがとうございました。当時の自分の心情を出来る限り思い出し、カッコつけず等身大で描写しました。
僕は当時今ほどフィリピン留学が盛んでなかった頃にフィリピンのセブ島まで留学しにきました。
それからというもの沢山のご縁とご協力を頂き、セブ島の語学学校勤務し猛勉強の末に大学院に合格。現在は大学院に在籍しながら留学エージェントの仕事をしています。最近は良く『英語の学部出身なの?』とか『昔から英語好きだったの?』など言われるのですが全くそんなことありませんでした。描写したように『Hello』や『Thank you』だけしか知らず、ガラパコスな日本で働いた後、英語ゼロから足し算の連続で今に至ります。
今日になり沢山のメディアや本、ネット上で紹介されているフィリピン留学。
現在はTOEICに特化した学校から何かに特化した学校までよりどりみどり、本当に沢山の学校がでてきました。
それぞれの方が英語を学ぶ目的や未来の夢も違い千差万別です。(海外旅行や海外就職、TOEIC、IELTS、日本でのインバウンド業務など)
留学を考えている方に適切なアドバイスや不安を取り除き親身になって、適切な学校選びをすることがエージェントの役割だと思っています。

セブ島留学マスターは僕をはじめ、フィリピン留学からアメリカ留学、カナダ留学、そしてワーホリを経験しているスタッフがおります。
フィリピンに関しましては常に変わる状況をいち早く察知するために現地サポート(太田)もあります。
フィリピン留学はもちろん、その後の人生をサポートしていけるようにな存在であろうと思っています。

僕がそうであったように全くゼロからでも未来には色んな可能性があるのだと『フィリピン』を通し身をもって感じさせられました。
今は、数年後の未来なんて誰にも分からず今の連続が未来なのかと思っています。

だから僕は
留学に興味あるなとか息詰まっているなと感じたらまずは『フィリピン留学をススメ』ます。

挑戦しましょう。人生は一度きりですから。

フィリピン留学・セブ島留学のお問合わせは下記のウェブサイトから

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この記事を書いた人

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ダメ人間を克服自分の人生をよくすべく日本から海外へ。
北海道札幌で生まれ。ここ数年フィリピンに行ったり来たり人生をフィリピンとシェア中。セブ島の語学学校勤務後、セブ島のサン・カルロス大学院に進学。セブ島留学マスター現地スタッフをしており、格安LTEポケットWiFiレンタル『アモアのWiFi』しています。情報が溢れた中ではありますがこのブログで僕の経験を基に次にくる日本人のために留学はもちろん、趣味の食について追いかけていきます!

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