コロナの第二波がきており、引き続き海外留学ができない日々が続いています。
各分野でオンライン化が普及する中、留学業界においても「オンライン留学」という海外の語学学校がオンラインで授業を提供する新しい留学のカタチが徐々に浸透しつつあります。
そしてこのオンライン留学、どこの国でも学習内容は一緒かなと思いきや、実は国によってレッスン形式などが異なります。
結論から言うと普段英語を使わない初心者にはフィリピンのオンライン留学、日常会話レベルが使える英語中級者の方には欧米のオンライン留学がオススメです。
今回はフィリピンと欧米系それぞれのオンライン留学の体験レッスンを受講し、比較して良かった点・悪かった点を私の実体験をもとに深堀りしていきます。
フィリピンでオススメのオンライン留学についてはこちらのページをご覧ください。
■フィリピンの優良語学学校が提供するオンライン留学プログラム一覧
フィリピンのオンライン留学について
フィリピンのオンライン留学はZOOMやスカイプを使うことが非常に多いですが、一部では専用のソフトを使うケースもあります。
レッスンはマンツーマンレッスンがメインで先生と生徒の顔だけが見れるようになっており、チャットを使ったやり取りや画面上でテキストを使います。
こちらが実際のレッスンの様子です。
メリット①失敗を恐れずレッスンができる
フィリピンのオンライン留学では個別のマンツーマンレッスンがメインです。
日本人の恥ずかしがり屋な性格から周りに生徒がいると発言できなかったり、グループ授業で失敗するのが恥ずかしいと思う方が非常に多くいます。
ただ、マンツーマンレッスンであれば周りに生徒がいないので失敗を気にすることなく、シャイな人でも発言することができます。
メリット②コスパが良い
フィリピンは日本の約1/3ほどの物価が安くそのため、リーズナブルな価格でマンツーマンレッスンが受けれるような仕組みになっています。
マンツーマンレッスンを提供している欧米の語学学校もありますが、同じ数のマンツーマンレッスンを受けた場合の比較をしてみるとフィリピンの約2~3倍の値段になってきます。
メリット③英語初心者に向いている
フィリピンと欧米のどちらも中学レベルの英語力が必要というのは共通していますが、フィリピンの方がまだ初心者向けだと感じました。
フィリピン人は明るくフレンドリーでどの年代の生徒でもちゃんと話を聞いてくれる性格です。
そして先生の大半が女性で、20代を中心とした若い先生が中心になっています。
日本人の中にはネイティブと聞くだけでは少し身構えてしまう方もいますが、フィリピン人の先生は常に笑顔で大げさなくらいにホメてくれるので抵抗感なくレッスンを楽しむことができます。
そして対象年齢も小学生(6歳)からと子供向けのコースもあるので親子留学としても活用できます。
デメリット①通信回線が弱い
フィリピンのネット事情は日本や欧米諸国と比べてしまうとあまりいいとは言えません。
発展途上の国なので授業中に音が途切れたり、停電などでつながらないといった課題がまだあります。
デメリット②他の留学生との交流が少ない
基本的にマンツーマンレッスンなので他の留学生との交流はありません。
一部の語学学校ではグループ授業を提供していますが、アジア圏の学生が中心になるので欧米ほどの多国籍な環境は期待できません。
デメリット③フィリピン固有のアクセントがある
フィリピンは英語を公用語としているので英語を話す人口は多いですが、ネイティブと同等の発音というわけではありません。
表現はアメリカ英語になりますが、アクセントなどは先生によってバラバラで英語上級者の人にとっては違いがわかりますが、英語初級者にとってはあまり気にはなりません。
ネイティブのマンツーマンレッスンに興味のある方はCIPという語学学校おすすめです。
(※学校名をクリックすると新しいページが開きます。)
欧米系オンライン留学について
欧米のオンライン留学は主にイギリス・カナダ・オーストラリアの語学学校が提供しています。
レッスンではZOOMを使うことが多いですが、学校によっては専用のソフトを使う場合もあります。
こちらが実際の画面で右側は先生と他の留学生の顔が見れて、画面中央ではテキストを表示しています。
そして実際の海外留学と同じように生徒同士でのグループワークがあります。
先生がペアを作ってくれて、このような生徒だけのグループチャットを新たに作ってくれます。
今回は韓国人と日本人の3名で行いました。
誰かが発言しているときは写真のように黄色い枠が付きます。
また途中で先生が様子を見に来てくれることもあります。
メリット①ネイティブの先生から授業を受けられる
せっかくならネイティブ講師から英語を学びたい!という方には欧米の語学学校が最適です。
先生の男女比や年齢層はかなりバラバラになってきます。
メリット②他国の留学生と交流できる
欧米系のオンライン留学ではグループクラスがメインで1クラスあたりの留学生の数は平均5名、最大8名程度となります。
アジア・南米・ヨーロッパ・アフリカなど世界中から留学生が集まる多国籍な環境です。
ちなみに私が体験レッスンを受講した時は、コロンビア、中国、マラウイ、イタリア、サウジアラビア、韓国の留学生と一緒のレッスンでした。
メリット③先生から生徒へ話を振ってくれる
授業で使う教科書は画面上で共有したり、あらかじめメールなどで配布されます。
教材を使いながら先生から質問を投げかけたりして、生徒が授業についていけているか理解度などをチェックします。
1クラスあたりの生徒数が多ければ1人あたりの発言時間などは限られてくるので、平等に答えるチャンスを与えるように生徒の名前を言いながら呼びかけてくれるのはとても良い点でした。
デメリット①授業の進み具合が遅い
グループクラスなので教科書の進み具合はかなり遅いです。
参加している生徒全員に発言の機会を与えるのでその分時間はかかってしまいます。
デメリット②生徒同士のグループワークは進行役がいないので沈黙になりやすい
グループクラスの中で生徒同士でペアを組んで行うグループワークというものがあります。
先生がグループクラスからペア専用の画面に切り替えてくれて、生徒同士で話し合って答えを出し合う時間になります。
ただ、ここで気になったのが先生という進行役がいなくなったので誰から発言していいかわからなくなってしまったことです。
先生から「あなたが進行役になって」というケースもありますが、私の場合は「みんなで話し合って」と言われたのでどう始めていいかわからず、沈黙が少し続くということがありました。
生徒の一人が気を遣って進行役を担ってくれて、お互いの名前を言いあいながらグループワークが無事終わりましたが、最初は慣れないので戸惑うこと多いでしょう。
デメリット③コミュニケーション力がないと参加しにくい
グループクラスでは生徒全員が発言できるよう先生も話を振ってくれますが、これは言ったもん勝ちで早い者勝ちな部分があります。
文化が似たアジア圏の日本・韓国・台湾・中国の留学生は気を遣いあったりしますが、南米・中東・ヨーロッパなどの留学生はおかまいなしにガンガン発言していきます。
しかしこれはオンライン留学に限ることではなく、私がカナダの語学学校で留学した時にも同じ経験をしたことがあります。
失敗を怖がるシャイな日本人にはなかなか勇気がいることですが、失敗を恐れず積極的に発言して姿勢がグループクラスでは必要です。
デメリット④時差の問題
オーストラリアは日本と時差があまりないので気になりませんが、イギリスでは8時間の時差、カナダでは1時間の時差がでてきます。
そして授業のスケジュールは現地時刻に合わせるので、授業の数やスケジュールによっては変な時間になる可能性があります。
まとめ
欧米とフィリピンそれぞれのオンライン留学の違いはお分かりいただけましたでしょうか。
どちらのオンライン留学を受けるにせよ、まずは中学レベルの英文法と英単語を身に着けておくことが前提です。
そして英語初心者の日本人が多いので基礎固めができるフィリピンのオンライン留学から始めるのがおすすめと言えます。
フィリピンのオンライン留学可能な語学学校リストについては以下の記事でも詳しくご紹介しております。
そして英語を話す自信がある程度つき、ネイティブ講師から学んだり他の留学生とコミュニケーションをとりたくなったら欧米のオンライン留学にシフトしてみるのもいいかもしれません。
これからオンライン留学を始めてみたい方やわからないことがあればお気軽にセブ島留学マスターのカウンセラーまでご相談ください。
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