更新日: 2024-06-10
フィリピン共和国(Republic of the Philippines)
298,170平方キロメートル(日本の約8割)。7,641の島々がある。
1億903万5,343人(2020年フィリピン国勢調査)
マニラ(首都圏人口約1,348万人)
マレー系が主体。ほかに中国系、スペイン系及び少数民族がいる。
母国語(国語)はタガログ語、公用語はタガログ語及び英語。地方によりビザヤ語を始め180以上の言語がある。
キリスト教。国民の83%がカトリック、その他のキリスト教が10%、イスラム教は5%(ミンダナオ島ではイスラム教徒が人口の2割以上)。
1年を通して気温・湿度の高い熱帯モンスーン型気候で一般的に、乾季が12月~5月、雨季が6月~11月ですがエリアによってかなり変動があります。
雨期でも日本の梅雨のように1日中雨が降り続くことはなく、曇りの日が多く午前もしくは午後に集中的に雨が降る(いわゆるスコール)というようなパターンです。
>また、7-10月にかけ台風が頻繁に発生します。3-5月が乾季となり降水量が少なくセブ島やボラカイ島などの観光地がベストシーズンとなります。12-2月が一番過ごしやすい時期と言われています。
年間30日と日本と比較して多い(日本は年間16日)、また大統領令により突然休日になることも。
毎年1月9日の開催されるマニラの「ブラック・ナザレ」、毎年1月の第三日曜日に開催されるセブ島の「シヌログ」など大規模な祭事がある。期間中は大規模な交通規制・渋滞が発生するため注意。
フィリピンで行われている有名なお祭りに関する記事についてはこちら
毎年2月第二週に収穫祭としてバギオで行われる有名なお祭り「フラワーフェスティバル」について
日本に比べ1時間遅れています。日本時間で午後2時の時にフィリピンでは午後1時です。
フィリピンで使われている通貨はフィリピンペソです。一般的にはPHPもしくは₱と数字の前に書かれます。
※2025年02月19日現在のリアルタイム為替レート
本日のレートは1円=0.38ペソです。1ペソを日本円にすると2.63円です。 よって1万円をペソに両替するとおよそ3800ペソになります。
紙幣は20、50、100、200、500、1000ペソの6種で硬貨(センタボ・ペソ)は1、5、10、25センタボと1、2、5、10ペソの8種類。(※センダボはあまり使われることはありません)
出入国の際に1万ドル以上の現金を所持する場合は、現金報告書(Border Cash Report)の提出が必要です。また、現地通貨5万フィリピンペソ以上は、持ち込み・持ち出しともに不可となっています。
観光国のためフィリピン国内の空港、銀行、少し大きめのショッピングモール内にある両替商などあらゆるところで両替が可能です。レートについては両替商が一番よく銀行が最もレートがよくありません。日本でも両替はできますが、レートが非常に悪いためお勧めできません。
フィリピンはチップ文化ですが、そこまで根付いている文化ではありませんので時と場合に応じて臨機応変に対応をしましょう。
主にチップが必要な場面としてはホテル滞在の清掃やレストラン、マッサージ店などです。相場は一般的には20-50ペソ程度ですので必要以上に高額なチップを払う必要はありません。
フィリピンでは、日本の「消費税」にあたる「付加価値税(VAT)」があり税率は12%です。スーパーなどで買い物していても、基本的には内税なので、生活上意識する機会はありません。
ホテル宿泊などはサービス料10%が加算されるため実質の税率は22%となります。
日本と比較すると治安は悪いですが東南アジア諸国の中では平均的。観光客や留学生を標的にした軽犯罪が多くスリや強盗、ひったくり、詐欺などの被害が多い。
繁華街や歓楽街などへの立ち入りは極力避け十分注意を払い行動しましょう。
【バギオの治安】滞在5年の日本人に治安と安全対策を聞いてみました
マラリア、デング熱、狂犬病などに注意する必要があります。
生水(水道水)を飲むのは絶対に避けましょう。歯磨きのうがいも水道水はお勧めできません。日中は日本の真夏並みに暑いためミネラルウォーターは常に携帯しておきしょう。15ペソ(20-30円)ほどでコンビニ、スーパーなどで売っています。
基本的にフィリピンでは水道管が細く水圧も弱いため詰まり易くトイレットペーパーは流すことができません。高級ホテルでも同様です。
またホテルなどを除き公衆トイレなどは基本的にトイレットペーパーが備わっておりませんので外出時にはポケットティッシュなどを持参しておく必要があります。
高級レストランやナイトクラブ、カジノではドレスコードがあります。男性は襟付きのシャツにスラックス、女性の場合は薄手のワンピースなど。短パンにサンダルなどは入店を断られる可能性があります。
地域別・シチュエーション別おすすめ服装と便利な持ち物リストはこちら
コンセントの変換プラグは、日本と同じ形状ですので必要ありません。持参する電気機器の電圧が220V対応かどうかをご確認下さい。(※日本で販売しているパソコン、デジカメ、携帯電話などは220Vに対応していますが、ヘアードライヤーは対応していない製品がほとんどですので対応製品を持っていくか現地で購入をしましょう。)
フィリピンで使用できるプラグの形状についての詳しい記事はこちら
2017年7月に発令された大統領令によりフィリピン全土が禁煙。喫煙所以外での喫煙は原則禁止なので注意しましょう。
日本人の場合は30日有効の観光ビザ発給されますので不要です。(※新型コロナウイルスの影響により2020年3月22日から査証免除措置停止となっていましたが2022年2月10日より発給再開。)
但し、30日以内に日本へ帰国もしくはフィリピン以外の第3国への往復航空券の所持が必要。(※片道でフィリピンの入国はできません。)
留学などで30日以上フィリピンに滞在する場合であっても事前にビザを取得する必要はありません。現地の語学学校が延長手続きを行います。航空券については帰国日を変更できる条件のものを用意するようにしておきましょう。
入国時にはパスポートの残存が帰国予定日から半年以上必要。(※2020年3月22日以前はパスポートの満了まででしたが、新型コロナウイルスの影響で帰国予定日から半年以上が必要条件となっています。)
日本語で対応してくれるジャパニーズヘルプデスクに連絡。
2022年2月10日よりフィリピン入国の条件として35,000ドルの治療費をカバーできる海外旅行保険の加入が必須。
パスポートを紛失してしまった場合には在フィリピン日本大使館に出向く必要があります。また犯罪に巻き込まれてしまった等のトラブルについても日本大使館にまずは連絡するようにしましょう。