フィリピンには日本のような四季はなく年間を通して高温多湿の常夏の国で時期によって雨季と乾季に分かれます。
更新日: 2023-10-23
マニラは年間を通し高温多湿の気候(熱帯モンスーン)の常夏で日本のような四季はありませんが、大別して6-12月の雨季と1-5月の乾季に分かれます。
雨季シーズンになるとかなりの降水量で洪水などの水害も多く、交通システムが麻痺してしまうほどの水害も年に数度は発生します。
台風による被害も多く発生しますので雨季の期間中でも7-10月頃の旅行や留学の際には天候に注意する必要があります。
フィリピンの平均気温24.5℃
マニラの年間降雨量2069mm
6月は年間を通し最も暑い時期に加え天候も崩れやすい時期となります。7-10月は特に降雨量が多く1-2時間集中的にゲリラ豪雨のような雨が降る日が多くなります。11-12月は雨季の終盤に差し掛かりそれほど雨は多くありません。
雨季シーズンは台風が多発する時期でもありますので飛行機の遅延や欠航なども頻発する時期です。この時期の旅行や留学の計画には余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。
雨量が多くなることも原因の一つではありますがマニラでは日本のように下水システムが整っていないため道路の水はけが悪く主に河川沿いで洪水が多発します。
乾季の気温は日本の真夏並みですが、降水量が少なく湿度が低いため年間を通して最も過ごしやすい気候となります。
ボラカイ島やセブ島などのリゾート地が最も賑わいを見せる時期でもあります。
5-6月が年間を通し最も気温が高くなりますので日焼け止めやサングラス、帽子など紫外線対策をしっかりしておくことをオススメします。
フィリピンは西太平洋の熱帯低気圧や台風の通り道に位置しています。そのため、毎年多くの台風がフィリピンを通過し、中にはマニラを直撃することもしばしば発生します。
一般的に、フィリピンで台風の発生や接近が最も多いのは、6月から11月までの雨季にかけてです。特に、8月から10月は台風のピーク時期とされており、この期間中に強い台風が接近・上陸することが多いため旅行や留学でフィリピンへ訪れる場合には十分な注意が必要です。
マニラの気候は常夏であるため基本的には夏服(Tシャツ)などの軽装で問題ありませんが、学校の教室、屋内施設、タクシーの車内などはエアコンが効きすぎていることが大半ですので、 長そでなど羽織れるを忘れずに持っておくようにしましょう。
靴はサンダルを履いている人が多いのですが基本的に道路はでこぼこで割れた石などが散乱していることが多く怪我をし易いため足の指をカバーできるクロックスやスニーカーなどがおすすめです。
カジノや一部の高級ホテルやレストランなどではドレスコード(正装)がある場合があり、サンダルやTシャツ、短パン、タンクトップなどは入店を断られる場合があります。
雨期には急な雨が多発しますので折り畳み傘も携帯しておきたいところです。(折り畳み傘はフィリピンでも購入できますが質が悪い上に割高ですので日本から持参をおすすめします。)
首都マニラやセブシティなどでは大気汚染が深刻な問題となっていますのでハンカチやハンドタオルの携帯、マスクの着用をおすすめします。
基本的には年間を通し高温多湿であるためミネラルウォーターで小まめな水分補給も必須です。(※生水は飲めませんので注意しましょう。)
日傘を含め傘類は危険物扱いで飛行機の機内への持ち込みは禁止されていますので預け入れ荷物としてチェックインをしましょう。