こんにちは!
フィリピン専門留学代理店セブ島留学マスターの宮本です。
フィリピン留学を検討して頂く際、ネイティブ講師からレッスンを受けたいというお問い合わせを頂く機会が少なからずあります。
とはいえ、なんとなくネイティブ講師から学んだ方が良いのかも?というぼんやりとしたイメージで、実際にはネイティブ講師から英語を学ぶメリットや自分はネイティブ講師のレッスンに向いているのか分からない方もいらっしゃるかと思います…。
今回は、本当にネイティブ講師から英語を学ぶ必要があるのか、またどのような方がネイティブ講師から受講するべきなのかをお話したいと思います。
英語を話す人の80%は実はネイティブスピーカではない!
世界人口70億人のうち、英語を話せる人の割合、いわゆる英語人口とされる人は17.5億人です。
つまり世界の約4人に1人の割合の方が、英語でコミュニケーションを取れるとされています。
しかしそのうちネイティブスピーカーとされる人は僅か3.8億人。
英語が話せる人が多いからネイティブはもっといるだろうと思われがちですが、残りの13.7億人、つまり英語を話す人の80%はネイティブスピーカーではなく、我々日本人と同様、第二言語として英語を話している人たちなのです。
フィリピン人もネイティブと話すのに抵抗を感じる。
世界中の大企業のコールセンターが集中するフィリピンを例にとって少し深堀りしましょう。
アジアで一番英語力が高いとされている為、国として日本よりかはるかに英語力の優れているフィリピンの人であっても、発音や表現の違いからネイティブ圏の人と話すときには抵抗があると言われています。それほどネイティブと話す機会が少なく、私たちの耳には聞き慣れていないという事になります。
またネイティブ圏とはいっても、そもそもアメリカ英語とイギリス英語では少なからず訛りがあり、フィリピン人はアメリカ英語よりの発音とされているので特にイギリス英語が聞き取りにくいなんて事もあるかと思います。
このような状況から考えると私たちが英語を話せるようになっても、その多くが非ネイティブで、環境にもよるとは言え非ネイティブ同士で会話する機会が多くなるでしょう。
従って、日常会話ができるようになりたいという場合は、ネイティブ講師にこだわらなくても問題ないと言えます。
これは、英語ネイティブの世界人口が6%ながら、約4人に1人は英語を使って会話ができている世界全体の現状を見ても一目瞭然です。
ネイティブから授業を受けるべき人はどんな人?
とはいえネイティブ講師から学ぶ方が良い人もいます!
では一体どういう方がネイティブから英語を教わるべきなのでしょうか。
まず大前提としてネイティブから英会話を学ぶと、英語の正しい表現や発音を学べるというメリットがあります。
それを踏まえて紹介しましょう。
ビジネス英会話を習得する必要がある方
取引先の方が英語圏など、より正確な英語が求められるときはネイティブを選んだ方が良いでしょう。
また発音や表現だけではなく、考え方もネイティブ特有の発想や価値観を持っていると言われています。
ネイティブ講師から学ぶ事で異文化を理解できるということも大きなポイントになりますので、これを有効的に使用することでビジネス交渉がスムーズに進むなんてこともあるかもしれません…。
幼児期において英語学習が必要な方
幼児期における英語習得は、耳からの情報が言語習得過程において有効とされています。
特に将来的にもネイティブとの関わりであったり、英語圏への留学、移住計画などがある場合は、正しい発音の学べるネイティブの方が効果的と言われています。
ネイティブ圏への留学、ワーホリを検討されている方
時と場合にもよりますが、ネイティブ圏への留学やワーホリを検討されている人にもネイティブのレッスンをご提案することもあります。
例えば、フィリピン講師からのレッスンを沢山受講した後に、そのままネイティブ圏に留学やワーホリをするとき。
発音が違う事によって相手の発言を正確に聞き取れるかどうか、自分の伝えたいことを正確に聞き取ってもらえるどうかなど、どうしても不安に感じるというようであればネイティブ講師のレッスンを留学中に数コマ受講することも視野に入れても良いかもしれません。
ネイティブレッスンを受講する際の注意点
フィリピン留学やオンラインレッスンにおいてもフィリピン人講師、ネイティブ講師がいます。
なんとなくネイティブの方が良いのでは?とネイティブ講師を希望しがちですが、ネイティブ講師を希望する際には注意が必要です。
レッスン費用が高い
ネイティブ講師を雇用する際には人権費が高いのが特徴です。それに準じてレッスン費用も高くなります。
レベルが高い
ネイティブ講師はこちら側が分かっていると認識して話していることがあります。話すペースも早く、こちら側は全然理解できていないのに分からないと伝えるタイミングを逃してしまうなんてことも。ネイティブ特有の発音や表現、考え方など本場の英語を学ぶことができるのは良いポイントですが、中級者以上の方に向いているといえます。
反対に、フィリピン人講師は人件費が安いので安価で受講できるのが特徴です。
また、多くの講師が分からない事を前提にユーモアを持って親切に教えてくれるので、初心者の方でも前向きに学習に取り組みやすい環境が整っています。
目的に合った選択の勧め
ここまでの説明の通り、あくまでも日常的な会話を目的とするのであれば、非ネイティブから学ぶ英語でも十分英語力は上げられます。むしろ初心者の方は聞き取りやすい非ネイティブ英語の方が取り組みやすいでしょう。
勉強していくなかでネイティブ圏への留学やビジネスで必要になるなど、ネイティブから学ぶ明確な理由が出てくれば発音や表現を重点的にネイティブから学ぶのも選択肢に入れるのも良いでしょう。
自分がなぜ学習するのかを明確にし英会話を習得する目的に応じて、ネイティブか非ネイティブでも問題がないかを選ぶのが有効的といえるでしょう。
余談ですが、日本にいながらオンラインレッスンを受講できる環境が増えてきていますね。
もちろんオンラインレッスンの講師にも非ネイティブ講師、ネイティブ講師がいます。
皆さんがネイティブから受講するべきなのか、はたまた非ネイティブから受講するべきなのか無料オンラインレッスンで試してみてはいかがでしょうか?
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