日本でよく使う移動手段と言えば電車・バス・タクシーなどを思い浮かべますが、フィリピンでの移動手段はタクシーが一般的となります。
移動時におけるトラブルは日本ではあまり起きませんが、海外ではタクシーを使う時が必ずと言っていいほどトラブルが起きます。
2015年に私がセブ島に在住していた時もタクシードライバーと何度もモメた経験があります。
そして5年経った2020年になっても多くの日本人旅行客や留学生からはこんなトラブルを経験をしたとよく耳にします。
なかなかタクシーが捕まらなくて大変だった。
目的地とは違うとこに連れていかれた。
お釣りが来なかった。
実際にあった移動中でのトラブルの詳細などはこちらでも詳しくまとめております。
【実体験】フィリピンでタクシーやGrabを利用する時のトラブルと注意点
でもこんな悩みを解消してくれるのがこれから紹介するGrab(グラブ)という配車アプリです。
グラブの特徴は大きく4つあります。
事前に料金がわかる(タクシーと比較してぼったくりが少なくなる)
ドライバーの現在地がリアルタイムで分かる(待ち時間削減)
スマホで出発地と目的地を選ぶだけ(言葉の壁がなく英語初心者でも簡単・安心)
深夜や早朝でも手配できる(空港に向かう時に安心)
これからフィリピン留学を始める人や初めてフィリピンに旅行する人でも安心して移動できるGrab(グラブ)の使い方について説明します。
そもそもGrab(グラブ)って何?
グラブはスマホ1つで簡単に車やタクシーを手配できるアプリで、日本ではMOV(モブ)やUber(ウーバー)にあたります。
以前フィリピンではウーバーが使われていましたが、既に撤退しており現在はグラブのみとなります。
目的地を地図から選ぶだけでドライバーが運んでくれるとてもシンプルな使い方なので言葉の壁もありません。
そして事前に運賃がわかるのも安心できるポイントで、現金やクレジットカードで簡単に決済できる使いやすさからフィリピンでの移動では欠かせないアプリになっています。
そんなグラブの登録から使い方までを実際の画面付きで説明していきます。
グラブ登録方法
まずはこちらからアプリをダウンロードしてください。
ダウンロード後、電話番号を入力してショートメールで送られてくる認証コードを入力。
シムフリーのスマホを持っていない方は必ず渡航前に日本で登録を済ませておいてください。
これをしないと認証コードを受け取るのに現地の電話番号が必要となります。
登録はこれだけです。
グラブの使い方 その1.目的地を決めるまで
アプリを起動するとトップページにこのような画面が出てきますので矢印のトランスポート(TRANSPORT)をクリック。
すると次の画面に移り、ここでは出発地と目的地の設定をします。
画面の真ん中にある青丸(出発地)をタップして動かすか、画面下に出てくる出発地の欄に自分が行きたい場所の名前を直接入力してください。
出発地の設定が終わったら赤丸(目的地)も同じように設定してください。
今回はお試しでJ-CENTRE MALL(ジェイセンター)というショッピングモールからセブ留学中に必ず一度は行くAYALA MALL(アヤラモール)まで選択してみました。
グラブの使い方 その2.車の選択から予約まで
目的地を決めるとこのような画面に切り替わり、ジェイセンターからアヤラまでのおおよその運賃がでてきます。
スクリーンの見方は以下にまとめております。
①ドライバーが出発地につくまでの所要時間
②運賃
③車の種類
④予約ボタン
ちなみに赤い矢印部分のタブをクリックするといくつか車の種類を選ぶことができ、このような画面が出てきます。
車の種類は4つありますがが①のグラブカーが車内が割ときれいでおすすめです。
タイプ | 特徴 |
---|---|
①グラブカー (オススメ) | アプリで表示された料金の支払い。 比較的新しい車で車内もきれいですが若干割高。 |
②グラブシェア | 1つの車に複数の人が乗り込み、1人ずつ降ろしていくスタイル。 目的地が同じ方向の場合のみ利用できるが見ず知らずの地元民が乗るのであまりおすすめはしません。 |
③グラブカー (6人乗り) | 6人乗りの車を予約できます。 複数の友達と移動するときに便利ですがつかまりにくいです。 |
④グラブタクシー | メーターを使う普通のタクシー。 利用時にはBooking Fee(予約料金)が30ペソ(約64円)以上ほどかかります。 |
車の種類の選択が終わったらBOOK(予約)をクリック。
グラブの使い方 その3.予約から乗車まで
BOOK(予約)ボタンを押すと出発地から一番近いドライバーを探してくれて、ドライバーが見つかると次の画面に進みます。
スクリーンの見方は以下にまとめております。
①ドライバーの顔写真
②ドライバーの名前
③評価制度
④車のナンバープレート・車種・車の色
このように運転手の身元がしっかりしている、車の特徴がわかり到着時にも確認できる、実際のユーザーから評価されているので安心感があります。
そして別の画面に切り替わり、リアルタイムでドライバーの現在地が右下の車のアイコンで表示されます。
スクリーンの見方は以下にまとめております。
①到着までの時間
②車の特徴(ナンバープレートや車の色)
③電話かテキストで連絡
しばらく待っていると「もうすぐでつきますよー」っていう下の画面に切り変わり、再度車のナンバープレートと車の特徴が表示されます。
さっきの画面から白い車が近づいてきているのがわかります。
車が到着したら念の為、車種やナンバープレート、ドライバーさんの顔を確認して乗車してください。
ちなみに中心街や交通量が多い場所などでドライバーなどが見つからない場合は③の電話テキストのアイコンを押して直接ドライバーとやりとりすることができます。
交通量が多いところで実際にドライバーを見つけられないことがありましたが、テキストや電話を使ったらすぐに合流することができました。
グラブの使い方 その4. 降車からお支払いまで
支払いに関しては現金もしくはクレジットカード決済が可能です。
もしクレジットカードで払いたい場合はホーム画面の①「PAYMENT」を選択し、②をクリックしカード番号とセキュリティーコードを入力すれば終わりです。
ちなみにクレジットカードの登録は日本からではできないようになっているので、登録する場合は現地に行ってからとなります。
クレジットカードの場合はこういった時に便利です。
支払いの履歴が残るので毎月の出費なども細かく残しておきたい
帰国間近で今更両替するのも面倒ください
金欠になって友達と一緒に乗る際に少しでも現金を調達したい
尚、現金で支払うときの注意点ですが500ペソや1000ペソといった大きい額は
受け取ってくれないことが多々あります。
そもそもおつりを持っていないドライバーやクレジット払いの利用者もいるので100ペソや50ペソなどを細かいお金をもっておくようにしてください。
グラブを使うメリット
ぼったくりが少ない
予約する時に予め料金がわかるのは利用者によってもかなり安心できます。
一般のタクシーだとメーターを使わない悪いドライバーもいるのでそういった場合は言い値になり、ぼったくられるケースが多発します。
待ち時間を短縮できる
タクシー会社に電話して送迎をお願いするといったサービスはフィリピンにはありません。
そのため、タクシーを捕まえるときは道路にでてタクシーを捕まえる必要があります。
通勤ラッシュや大雨の時はみんなタクシーを使い道路も大渋滞するので30分以上捕まらないなんてこともよくある話です。
でもグラブを使えば外に出る必要もなく、雨の日なんかはドライバーが語学学校にくるまで濡れずに済むのでかなりラクです。
英語初心者でも簡単に使える
留学が始まってから間もない人や英語初級者にとっては生活に慣れることに大変で、英語を話すことにも一苦労。
ちゃんと目的地に着けるかが一番の心配事ですが、英語を使わなくても目的地を地図から選べるので移動するときにも安心です。
深夜や早朝に空港に向かう時も使える
留学が無事終わり帰国する時に空港に向かいますが、フライトの時間によっては深夜や早朝に向かうことがあります。
深夜や早朝の時間帯は交通量も少ないため、タクシーを捕まえることは簡単ではありません。
深夜の時間に一人で外にでかけてタクシー見つけるとかかなり怖いし、タクシーが見つからずフライトに乗れなかったら最悪です。
そんな時でもグラブは使えるのでフライトに遅れることなく安心して帰国することができます。
グラブを使う時のデメリット
キャンセルが多いと利用できなくなる
予約後のキャンセルは可能だが、キャンセル回数が多かったり、ドタキャンなどをしてしまうと短時間使えなくなることがあるようです。
通勤ラッシュ時や雨の日はグラブでも捕まりにくい
通勤ラッシュの時間帯や雨の日などはタクシー利用者が一番増えるのでなかなかドライバーが見つからないこともあります。
日本では考えられませんがこういった渋滞の時って渋滞特別料金が適用されます。
タクシーの方が安いことも
グラブはタクシーより若干料金が高めに設定されています。
そのため、同じ距離なのにタクシーの方が安かったなんていうケースもあります。
まとめ
今回、この記事を書こうと思ったキッカケはセブ島留学マスターで実際にセブ島で留学したお客様から
「グラブ本当に便利なんでこれからフィリピン留学する人にお勧めしてください」というご意見を頂いたので紹介しました。
グラブタクシーは料金や到着時間が事前にわかったり、ぼったくり対策にもなるのでタクシーよりはるかにメリットがあります。
グラブはフィリピンでの移動に欠かせないツールなのでぜひタクシーとの乗り比べてみて、フィリピンの移動時に使ってみて下ささい。
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