こんにちは。セブ島留学マスターのオザキです。
せっかく留学に行くのだから、日本人が少なくて英語漬けの環境で勉強したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
今回は日本人が少ない学校の方がいいのか、という点について考えたいと思います。
フィリピンの日本人留学生の数は増えており、特にセブ島には毎年多くの日本人が留学しています。夏休み(7月~9月)、春休み(2月~3月)はほんとにすごいです。半年前から部屋の空きがなくなる学校もあります。
また、日本人の増加に伴い、日本人経営の学校も増えてきましたね。
今、セブ島だと日本人比率が30%程度であれば、比較的日本人が少ない学校と言えるのではないでしょうか。バギオ等、セブ島以外の地域ですと、日本人比率が30%を下回る学校もあります。
1.日本人が少なければ必然的に英語を話す機会が多くなる?
フィリピンだけでなく、アメリカ、オーストラリア、カナダ等、語学留学として人気のある国・都市であれば、どこの学校に行っても日本人はいます。
もしかすると日本人が一人もいないという学校もあるかもしれませんが、すごくマイナーな学校でしょう。僕はカナダの学校にも通ったことがありますが、日本人はそこそこいましたよ。
全員というわけではないですが、日本人って(日本人に限ったことではありませんが)日本人同士でくっつく傾向があるんですよね。
やっぱり自分の母国語が通じる相手だと、思っていることをすんなり伝えられるし、コミュニケーションに支障が出ないので、その分ストレスも溜まらないですし、楽しく会話ができますよね。
だから日本人であればどうしても日本人同士で日本語で会話をしている方が気持ちがスッキリするんですよ。
いろいろな意見があると思いますが、僕はほとんどの人にとっては日本人比率が20%でも80%でも同じだと思っています。だって、日本人比率が20%ということは、100人いれば20人は日本人ということですよね?20人も日本人がいれば、2~3人くらいは自分と息の合う友達が見つかるでしょう。
上にも書きましたが、日本人は日本人同士でくっつく傾向があるんです。日本人比率が少なければ少ないで、その中でも仲良くなれそうなBEST JAPANESE FRIENDSを探すと思います。
反対に、積極的に日本人以外の学生に声をかけられるという人は、日本人比率が80%の学校に行っても、残りの20%の学生の中から外国籍の友達を探すことができるでしょう。
フィリピンに限らず、日本人が少ない学校でも、自ら授業以外は日本語だけを使って生活ができる環境を作ることは簡単なんです。「日本人が少なければ必然的に英語を話す機会が多くなる」という考え方は間違っています。
日本人の少ない学校を希望される人というのは、できるだけ現地では英語を話していたいという人だと思いますが、それでもよっぽど強い意志を持っていないと、知らない間に日本語をたくさん話していると思います。自分からではなく、むこうから話かけてくれる場合もあしますしね。
留学後に、「やっぱりいっぱい日本語話しちゃいました(^^;」という話はちょくちょく聞きます。
2.授業以外でも学生同士で英語で会話をした方が英語は伸びる?
うーん、、、どうなんでしょうね。笑
『伸びる』という表現はちょっと違うような気がします。学生同士ということは、自分も相手も英語を勉強中ということです。お互いに間違った英語を使う場面も多くなると思いますが、それを誰かが訂正してくれるわけではありません。よっぽど自分よりもレベルの高い人と話していれば収穫はあるかもしれませんが、基本的に学生同士の会話だけで英語が伸びるということはあまり期待できないと思います。
では、「EOPってなんのためにあるの?」という疑問が出てきますよね。EOPとは、English Only Policyの略で、使用していいのは英語のみで母国語禁止という規定のことですが、これはこれで意味があると思いますよ。
普段から英語で話すことを習慣にしておけば、少しずつでも英語で話すということに慣れていくのではないでしょうか。
また、せっかく英語の勉強をしても、授業以外で日本語をめちゃくちゃ喋ってしまうと、頑張って作りかけている英語で話すという脳の回路が崩れてしまう気がします。(何の科学的根拠もなく、ただ僕がそう思ってるだけです。)
姿勢の悪い人や、お箸の持ち方が悪い人で矯正するサポーターのようなものを使っている人もいますよね?あれって体が正しい姿勢・フォームに馴染む前にとってしまうと、だんだん前のものに戻ってしまいます。
EOPは学生同士でも英語を話させることによっ語彙力や正しい文法知識を身に付けさせるものではなく、英語で話すという習慣を崩させない矯正サポーター的な役割だと僕は思っています。
また、学校よっては、「せっかく留学にきてるのだから、母国語は話さず、いろいろな国の人と仲良くなりましょう」という意味でEOPを設定しているところもあるかもしれませんね。
3.日本人100%の学校なんですけど、さすがにこれでは英語環境を作ることができないですよね?
そんなことないですよ。いるじゃないですか、先生達が!
講師と学生が1:1で出かけることは禁止されていることが多いですが、1:1じゃなければOKという学校がほとんどですよ。僕はもっと学生と講師が一緒に遊んだりしてもいいと思うんですけどね。先生たちも忙しかったり、それぞれ事情があるので、しつこく誘うのはよくないですが…
あとは外に出かけて、お店の人たちといっぱいお話しするとかですかね。
僕はワッフル屋さんとか、カフェなどの店員さんと待っている間話をすることもありますが、英語の上手い人はたくさんいらっしゃいますよ。
※注意※
外出をしても、学校から禁止されている、エリアがあればそこには行かないようにしましょう。
街中で知らない人と仲良くなって、別の場所や自宅に招待されてもついていくのはやめましょう。
また、無理に英語環境を作る必要もないと思います。
僕は別に日本人の友達を作ることが悪いことだなんて思っていません。留学生活は英語学習だけでなく、海に遊びにいったり、旅行にいったりと思い出作りができます。現地で出会った友達とは帰国後にも連絡を取り合ったり、日本でも一緒に遊び行くこともあるかもしれません。
大学生や社会人同士で、学校や就活、仕事等の話をしても面白いし、いろいろ有益な情報を交換できると思います。
また、英語の勉強を始めたばかりの人にとっては、英語のみの生活は厳しいでしょう。無理に英語だけの生活を送ろうとすると、ストレスなどで英語の勉強がイヤになってしまうかもしれませんので、授業以外は日本語を話すといった選択ももちろんありです。
~ まとめ ~
日本人の少ない学校は、日本人以外の友達をたくさん作る機会や、日本語をなるべく話さなくてもいい環境を与えてくれているのは間違いないです。でもそれをどのように利用するかは学生さん次第です。
「現地では授業以外でも日本語を話したくないんだ!」という気持ちが強い人であれば、日本人の少ない学校の方が環境が適しているでしょう。
「僕は日本人がたくさんいると、絶対日本語をいっぱい話してしまうと思います…」という人は、恐らく日本人が少ない学校でもいっぱい日本語を話してしまうと思います。それであれば、日本人比率以外の要素で、自分に合う学校を探した方がいいかもしれませんね。
「日本人が少ない学校の方がいい?」という質問は人によってはYESですが、全員ではないということです。
~ おまけ ~
EOPのある学校では、罰則があったり、学校のスタッフさんに厳しくチェックされることもあるでしょう。でも学校のスタッフさんは別にいやがらせをしているわけではなく、生徒さんのためにEOPのチェックをされています。EOPのある学校を自ら選んだ場合は、頑張ってルールを守りましょう。
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