コロナ禍で海外留学できる国が少しずつ増えてきていますが、セブ留学に関してはフィリピンへの入国時に必要な観光ビザの停止措置解除がなされていないため留学再開にはもう少し時間がかかりそうです。
今回は、もしセブ留学中にコロナウイルスになってしまった場合の対処方法や、現地での病院、治療費について分かりやすく解説をするのでアフターコロナでセブ留学を検討している方は是非参考にしてみて下さい。
セブ留学中に新型コロナウイルス感染の疑いや症状がでたらどうする?
もし、セブ留学中にコロナの症状がでたり感染の疑いがでてきたら、このようなステップになります。
今回はフィリピンの病院と連携しているジャパニーズヘルプデスクの日本人スタッフに直接確認をとったので、安心していただける内容になっているかと思います。
日本語対応可能なジャパニーズヘルプデスクに連絡
まずは留学先の語学学校のスタッフに相談して、ジャパニーズヘルプデスクに連絡をします。
ジャパニーズヘルプデスクとは、フィリピン留学中に新型コロナウイルスを含む病気になった時に日本人留学生の強い味方になってくれる非常に心強いサポート機関です。
主に病院での日本語サポートや治療費のキャッシュレス申請を手伝ってくれ、ほぼ100%と言っていいほどセブ留学にくる日本人留学生がジャパニーズヘルプデスクのサポートを受けています。
実際に私がセブ島の語学学校で日本人スタッフとして働いていた時にも、留学中に体調を崩した日本人生徒をジャパニーズヘルプデスクまで連れて行ったり、また私自身もセブ島で病気にかかった時にジャパニーズヘルプデスクにお世話になったことがあります。
オンライン受診の予約
アフターコロナのフィリピン留学では、ジャパニーズヘルプデスクを使って病院の診察を受けるために、初めにオンライン受診を予約します。
オンライン受診は通常2000ペソ(1ペソ=2.3円換算で約4,600円)かかりますが、ジャパニーズヘルプデスク指定の海外保険会社に加入していればキャッシュレス対応してくれます。
オンライン受診では、患者・ジャパニーズヘルプデスクの日本人スタッフ・ドクターの3者のLINEグループチャットで行います。
予約完了後にくるジャパニーズヘルプデスクからのメールに、オンライン受診の詳細や保険証提示の指示などがあるので、当日までに準備を進めておきましょう。
オンライン受診でコロナウイルス感染の可能性が低く、ドクターから処方薬などを出してくれる場合は専用のデリバリー業者が薬と保険請求書滞在先の語学学校まで届けに来てくれます。
保険請求書のサインが終わったら、配送業者を使ってジャパニーズヘルプデスクのクリニックまで書類を返送します。
もしドクターから病院での再検査の依頼などがあったら、その指示に従うようにしましょう。
ちなみに緊急や夜間などの営業時間外の場合は、ジャパニーズヘルプデスクの24時間対応ホットラインに連絡(+63-28-817-2289か+63-917-671-7346)をしましょう。
緊急時でもキャッシュレス対応はできますが、時間帯によっては病院での日本語サポートは電話になる可能性があります。
指定の病院でPCR検査を受ける
もしドクターからPCR検査の指示が出た場合は、セブドクターズホスピタルかチョンワホスピタルでPCR検査を受けます。
上記2つの病院であれば、ジャパニーズヘルプデスクの日本人スタッフのサポートが受けられます。
ちなみに医師の指示によるPCR検査の費用は、コロナウイルスの感染の有無にかかわらずキャッシュレス対象となります。(ジャパニーズヘルプデスク提携の海外保険の場合)
PCR検査が陽性の場合は指定ホテルで最低7日間の隔離
PCR検査で陰性の場合は滞在先に戻れますが、陽性の場合は指定ホテルで最低7日間の隔離となります。
ただし、当時の感染者数や症状の具合によっては隔離期間が伸びる可能性があります。
2021年11月現在、セブ島内で指定されている隔離ホテルは67か所あります。
ホテルでの隔離期間中は食事代込みで、最安値で1300ペソ(約3,000円)、一番高いホテルで8,000ペソ(約18,000円)とお部屋のグレードによって料金が異なります。
セブ市内のホテルをいくつか紹介するので、ご予算や語学学校へのアクセスなどに合わせて参考にしてみてください。
その他の指定隔離ホテルについては、フィリピン航空が発表している隔離ホテルリストをご覧ください。
ジャパニーズヘルプデスクでも隔離ホテルの紹介や空室確認はしてくれるとのことなので、ホテルが見つかったらご自身で予約をします。
ちなみにセブ島留学マスターではフィリピンの隔離ホテルの予約手配が可能なので、ご心配な場合は弊社におまかせください。
コロナウイルスの症状がひどい時は入院
尚、コロナウイルスの症状がひどく、医師から治療が必要と判断された場合は入院となります。
病院での対応が厳しくなっている関係で入院時における対面サポートが(日本人スタッフの同行・日本語通訳・キャッシュレス申請)ができませんが、その代わりオンラインや電話での対応となります。
最寄りのジャパニーズヘルプデスクはどこ?
現在新型コロナウイルスの影響で、フィリピンにおける現地日本人スタッフはマニラのみとなっております。
しかし、2021年12月から日本人スタッフが1名セブ島に戻るので、セブ留学中に病院にいくときはセブドクターズホスピタルでの受診がおすすめです。
この他にチョンワホスピタル・UCメディカルセンター・マクタンドクターズホスピタルにもジャパニーズヘルプデスクがありますが、日本人スタッフ不在で日本語でのサポートができないので気を付けてください。
セブドクターズホスピタルの詳細はこちらでまとめておきます。
医療機関名 | Cebu Doctors’ University Hospital(セブドクターズ) |
住所 | Osmena Blvd., Cebu City, Cebu |
電話番号 | +63-32-255-5555 |
JHD営業時間 | 月-土 8:30-17:30|日祝休|24時間キャッシュレス対応あり |
JHD電話番号 | +63-32-318-6507(オフィス)|+63-917-571-7436 (日本人スタッフ) |
JHDオフィス | 病院正面玄関の右手 |
地図 |
キャッシュレス対応可能な海外保険会社リスト
キャッシュレスに対応していない海外保険の場合は、治療費や入院費を現金で立て替える必要があるので、フィリピン留学に行くときは必ずキャッシュレス対応した海外旅行保険に加入するようにしましょう。
2021年11月現在、フィリピンのジャパニーズヘルプデスクでキャッシュレス対応できる海外旅行保険は下記の12社です。
ジェイアイ傷害火災保険・au損害保険株式会社・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
Chubb損害保険株式会社・エイチエス損害保険株式会社 ・三井住友海上火災保険株式会社
日新火災海上保険株式会社・楽天損害保険株式会社・損害保険ジャパン株式会社
東京海上日動火災保険株式会社・チューリッヒ保険会社・AIG損害保険株式会社
ただし、各保険会社のプランによっては治療費の限度額が異なったり、さらにコロナウイルスの場合は適用範囲が異なるケースがありますので、海外旅行保険加入前には必ず保険内容やキャッシュレス対応できるかを確認するようにしておきましょう。
ちなみにクレジットカードの付帯保険でも大丈夫?
海外旅行保険の代わりにクレジットカードの付帯保険を代用するという方法がありますが、安心をお金で買うのが一番の最善策なので、フィリピン留学では海外旅行保険に加入するのが絶対におすすめです。
ジャパニーズヘルプデスクと提携している保険会社が発行したクレジットカードを持っていれば、キャッシュレス対応可能です。
ただし、キャッシュレス非対応のクレジットカードの付帯保険だと現金での立て替えが必要になったり、もしクレジットカードを無くしたり盗まれてしまった時には高額な治療費を実費で払うリスクがともなってきます。
それでもクレジットカードの付帯保険を使ってジャパニーズヘルプデスクのキャッシュレスサポートを受けたい場合は以下の手順が必要なので、こちらをご確認ください。
①クレジットカード裏面記載のカード会社に連絡して海外旅行付帯保険の有無をチェック。
(日本出国前にあらかじめ確認しておくのがベストです。)
②カード会社に受診予定の病院を伝える
③キャッシュレス対応可能と連絡がきたらパスポートを用意して、ジャパニーズヘルプデスクに連絡して受診の予約をする
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段日本で体調を崩さない方でも、慣れない土地での生活や食文化の違いで現地で体調を崩してしまうことは多々あります。
コロナ禍でも安心したフィリピン留学生活が送れるように必ず海外旅行保険には加入するようにしましょう。
セブ島留学マスターでは、フィリピン留学・オンライン留学・国内留学に関するご相談やご手配を手数料無料にて行っております。
アフターコロナの海外留学や英語学習にご興味のある方はお気軽にご相談下さいませ。