【2023年完全版】マニラ空港での乗り継ぎについて徹底解説

航空会社ごとのターミナル移動、荷物のピックアップや空港近くのお勧めホテルも紹介。

公開日:2023-1-30 更新日: 2024-03-13

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2023年4月以降、各社の発着ターミナルが順次変更となります

長らくフィリピン航空の専用ターミナルとして運用していた第2ターミナルですが、フィリピン国内線を中心に他社便が編成されます。

特に注意したいのがフィリピン航空の国際線(日本発着路線)は2023年6月16日到着便より第1ターミナルへと移行され、乗り継ぎの際には第2ターミナルへ移動が必要になる点です。

第1ターミナル⇔第2ターミナル間はフィリピン航空の専用シャトルにて移動ができる予定ですが、2023年6月16日以降に乗継便を手配している方は、必ず出発空港にて乗り継ぎに関して確認をするようにしてください。

マニラ空港の乗り継ぎと治安について

旅行や観光、留学などでフィリピンに訪れた際に、あまり治安がよくないという噂のマニラでの乗り継ぎは少し不安ですよね。

今回はマニラにあるニノイアキノ国際空港での乗り継ぎ(トランジット)の方法について詳しく解説していきたいと思います。

セブ島留学マスターは10年以上フィリピン専門の旅行会社を運営している『マブハイチケット』も運営していますのでより専門的な内容についても解説をしております。

またマニラ空港での乗り継ぎだけでなく荷物の受け取りや、乗り継ぎ時間をどのぐらい取ったらよいか、マニラで宿泊する場合のお勧めホテルなどの情報をまとめてみましたので、これからフィリピンに旅行や留学に行く予定の人は是非参考にしてみて下さい。

この記事を書いた人

宮川稔基

2008年に28才で会社設立。フィリピン留学専門エージェント「セブ島留学マスター」の運営を中心に、旅行会社、語学学校運営、Web制作事業、物販事業を運営。

年間300名、累計3,000名以上の留学カウンセリング経験あり、累計で20回以上フィリピンに渡航歴あり。

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まずはマニラ空港(ニノイアキノ国際空港)について

マニラ空港 | ニノイアキノ国際空港

一口にマニラ空港といっても実は4つのターミナルがあり、それらをまとめてニノイアキノ国際空港と呼ばれています。

またターミナルといっても各ターミナルへは徒歩での移動はできずタクシーもしくはシャトルバスでの移動が必要ですのでご注意ください。

利用する航空会社によって到着と発着のターミナルは決まっていますのでご自身がどの航空会社で航空券を取得したかを確認しましょう。

ターミナル4は各空港から離れていてびっくりするほど小さい空港です。乗り継ぎ時間が短いと乗り遅れる可能性がありますし、長時間待機するのに適した空港ではありませんので航空券を取得する際には乗継便がどのターミナルから乗り継ぎをしないといけないのかを事前に確認しておきましょう。

フィリピンのマニラ空港に発着している主要な航空会社の発着ターミナルは以下の通りです。

主要な航空会社の離発着ターミナル

ターミナル1フィリピン航空、日本航空、大韓航空、チャイナエアーなど
ターミナル2フィリピン航空(国内線)
ターミナル3セブパシフィック、全日空、エアアジア(国際線)、チェジュ航空、ジェットスター
ターミナル4エアアジア(国内線)

2023年7月時点では国際線と国内線のいずれも同一の航空会社でターミナル移動が不要の航空会社はセブパシフィックのみとなります。

※2023年6月16日以降はフィリピン航空の国際線がターミナル1に移行するため、国内便の乗り継ぎはターミナル2に移動が必要です。(専用シャトルが運行)

ターミナル1からターミナル2への移動の解説動画

実際にターミナル1からターミナル2へ移動する場合の手順について実際に確認をしてきましたので、フィリピン航空や日本航空、大韓航空、チャイナエアーなどを利用されて、第1ターミナルに到着後に第2ターミナルに移動する予定の方は参考にしてみて下さい。

ここで航空券を取る前のワンポイントアドバイス

マニラの各ターミナルは徒歩では不可能でシャトルバスもしくはタクシーでの移動が必須です。

単に安いからといって発着ターミナルが異なる航空会社で航空券を取るとあとあと後悔をする目に遭いますのでご注意ください。

マイレージの特典などで日本航空や全日空を利用する方も多いと思いますが、日本航空の場合はフィリピン国内線をどの航空会社で取っても移動が必要です。

全日空の場合はターミナル3に到着しますので、セブパシフィックでフィリピン国内線を取りましょう。

※最近はチェジュ航空やエアプサンなどを利用しフィリピンに旅行や留学をする人が増えてきましたが、その場合はマニラ経由ではなく韓国の仁川(インチョン)や釜山(プサン)経由となりこちらのマニラ空港経由ではありません。

ニノイ・アキノ国際空港の乗り継ぎ(トランジット)方法

前置きが長くなりましたが、本題のマニラ空港での乗り継ぎの方法は利用する航空会社によって2つのパターンに分かれることになります。

  • ①国際線・国内線ともにフィリピン航空、もしくは国際線・国内線ともにセブパシフィック
  • ②国際線と国内線が異なる航空会社、もしくは国際線と国内線の航空券を別々に購入した

<パターン①のマニラ空港の乗り継ぎ方法>

マニラ空港 | 航空会社が同一
  • 1.入国審査
  • 2.荷物の受け取りと税関審査
  • 3.国内線のチェックイン

<1.入国審査>

飛行機から降り、マニラ到着後まずは入国審査を行います。
(※到着のターミナルはフィリピン航空の場合はターミナル2、セブパシフィックの場合はターミナル3に到着します)

飛行機から降りてまずはArrivals Transferの電光掲示板に従い入国審査に向かいましょう。

マニラ空港 | 航空会社が同一

<2.荷物の受け取りと税関審査>

次に自分のフライト番号が示されている荷物受け取りのターンテーブルで荷物を受け取り、税関審査を行います。
※税関申告が必要な場合はこちらで申告を行ってください。

<3.乗り継ぎ者専用のカウンターで国内線のチェックイン>

税関審査を終えた出口付近にTransfer Deskがありますのでそちらで乗り継ぎである事を伝え、ボーディングパス(搭乗券)を提示して、荷物を再度預け直します。

その際に利用便の搭乗ゲートがどこであるか説明がありますので、しっかり確認をしておきます。

その後は乗り継ぎ専用レーンから国内線出発ロビーに行く事ができます。あとは搭乗時間に遅れないようにしましょう。

航空機の遅延等により搭乗ゲートはチェックイン後にも頻繁に変更になりますので、国内線出発ロビーに設置されている電光掲示板で再確認をするようにしましょう。

ワンポイントアドバイス

フィリピン航空もしくはセブパシフィックであっても国際線と国内線の航空券を別々に購入している場合は、乗り継ぎ専用レーンは利用できず、国内線チェックインカウンターで再度チェックインをし、ボーディングパスの発行が必要となります。

<パターン②のマニラ空港の乗り継ぎ方法>

マニラ空港 | 航空会社が同一

次に②国際線と国内線の航空会社が異なる場合の乗り継ぎについて解説をします。

  • 1.入国審査
  • 2.荷物の受け取りと税関審査
  • 3.ターミナルの移動
  • 4.国内線のチェックイン

<1.入国審査>

飛行機から降り、マニラ到着後まずは入国審査を行います。
(※国際線の到着のターミナルは日本航空はターミナル1、全日空、ジェットスター、エアアジアの場合はターミナル3に到着します)

飛行機から降りてまずはArrivals Transferの電光掲示板に従い入国審査に向かいましょう。

マニラ空港 | 航空会社が同一

<2.荷物の受け取りと税関審査>

次に荷物を受け取り、税関審査を行います。
※税関申告が必要な場合はこちらで申告を行ってください。

<3.ターミナルの移動>

各ターミナルの移動方法は1.無料のシャトルバスを利用、2.タクシーの移動となり徒歩での移動はできないので注意をしてください。

無料のシャトルについては30分間隔で運行とはなっていますが、時間通りにはまったく来ないので乗り継ぎ時間に余裕がない方はタクシーでの移動をお勧めします。

ターミナル1から移動:

国際線が日本航空でフィリピン国内線がフィリピン航空の場合はターミナル2、セブパシフィックの場合はターミナル3、エアアジアの場合はターミナル4へ移動が必要です。

ターミナル3から移動:

国際線が全日空でフィリピン国内線がセブパシフィックの場合は同じターミナル3なので移動は不要ですが、国内線がフィリピン航空の場合はターミナル2、エアアジアの場合はターミナル4へ移動が必要です。

最終目的地がフィリピンのマニラ以外の場合の主な航空会社による組み合わせと発着ターミナルは以下の通りです。

各航空会社ごとの国際線到着と国内線乗り継ぎのターミナル

国際線:日本航空、国内線:フィリピン航空ターミナル1→ターミナル2に移動
国際線:日本航空、国内線:セブパシフィックターミナル1→ターミナル3に移動
国際線:日本航空、国内線:エアアジア/タイガーエアターミナル1→ターミナル4に移動
国際線:全日空、国内線:フィリピン航空ターミナル3→ターミナル2に移動
国際線:全日空、国内線:セブパシフィックいずれもターミナル3のため移動不要
国際線:ジェットスター、国内線:フィリピン航空ターミナル1→ターミナル2に移動
国際線:ジェットスター、国内線:セブパシフィックターミナル1→ターミナル3に移動
国際線:ジェットスター、国内線:エアアジア/タイガーエアターミナル1→ターミナル4に移動
国際線:フィリピン航空、国内線:セブパシフィックターミナル2→ターミナル3に移動
国際線:フィリピン航空、国内線:エアアジアターミナル2→ターミナル4に移動
国際線:セブパシフィック、国内線:フィリピン航空ターミナル3→ターミナル2に移動
国際線:セブパシフィック、国内線:エアアジア/タイガーエアターミナル3→ターミナル4に移動

<マニラ空港での乗り継ぎ時の荷物の受け取り>

マニラ空港 | 航空会社が同一

自分が預けた荷物が目的地まで受け取るのか、マニラで一度取り出さないといけないのか?

これがマニラでの乗り継ぎの不安で気になる事の一つだと思います。

コロナ前はフィリピン航空の『セブ行き』、『ダバオ行き』、セブパシフィックの一部のみ預け入れ荷物が目的地までスルーで到着していましたが、2023年1月現在では航空会社行き先を問わず一旦マニラにて取り出しが必要になっていますので注意しましょう。

現在はどの目的地であってもマニラ空港にて荷物の受け取りが必要ですが、受け取り後の対応は下記の2パターンに分かれています。

<パターン① 国際線と国内線の航空会社異なる場合>

こちらの場合はマニラ空港で荷物のピックアップが必要で尚且つターミナルの移動が必要となります。(※国際線:全日空/国内線:セブパシフィックの場合を除く)

荷物は『マニラ』で一旦受け取りしてターミナルを移動する!です。

<パターン② 国際線と国内線の航空会社が同一の場合>

マニラ空港で荷物は一旦取り出す必要がありますが、Transfer Deskにて再度お荷物をお預けするだけでオッケーです。

ワンポイントアドバイス

預け入れ荷物をどこで受け取るのかは頻繁にルールが変更になります。最も確実なのは出発空港の『搭乗前にチェックインカウンターで確認』です。

<MCT(最低乗り継ぎ時間)について>

旅行慣れしている人はMCT(最低乗り継ぎ時間)について聞いたことがあるかも知れません。

実は、国際線から国内線の乗り継ぎに関してはMCTと呼ばれる最低乗り継ぎ時間が設定されています。

マニラ空港の場合は国際線と国内線の乗り継ぎ時のMCTは2時間に設定されていますが、目的地までの航空券を1枚で購入している場合は自動的にMCTを満たしたフライトになるため特に気にする必要はありません。

国際線と国内線を別々の航空会社で購入した場合などはMCTの2時間を満たしている必要がありますが、ターミナル移動が必要になるため実際には2時間ではかなり厳しいです。

フィリピンの国内線のチェックインは1時間前にクローズ(閉鎖)となります。日本の国内線のようにギリギリまで待ってはくれません…。

航空会社が国際線と国内線で異なる場合は、出発便の遅延や欠航時の補償対象外になるため、余裕を持って3時間以上の間隔が空いているフライトを選ぶようにしましょう。

※特に帰国時の乗り継ぎに関しては国際線に接続となるため、少々待ち時間が長くなっても十分な乗り継ぎ時間を取ることをお勧めします。

(上記MCTは厳密には国内線から国内線にも設定はありますがここでは割愛致します。)

スケジュールチェンジには要注意!

スケジュールチェンジによって上記のMCTを満たさなくなってしまうケースが多々発生します。その場合はフライトの変更が必要です。出発前には航空会社のサイトや旅行会社からの連絡メッセージなどを見逃さないようにしましょう。

<マニラ空港近くのお勧めホテル>

最後にマニラに寄ってから日本に帰国したり、深夜の乗り継ぎや乗り継ぎ時間が長時間などでできればホテルを取っておきたい場合にお勧めのホテルを紹介します。

(※こちらではトランジットで1泊のみ宿泊する際にお勧めのホテルのご紹介となります。)

<マニラエアポートホテル>

マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのマニラエアポートホテルの外観
ホテル外観
マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのマニラエアポートホテルの客室
ホテル客室
マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのマニラエアポートホテルの客室
ホテル客室

名前からしていかにも空港に隣接するホテルが容易に想像できますよね。

マニラエアポートホテルはニノイ・アキノ国際空港ターミナル1の徒歩5分に位置するホテルです。

設備の割にはやや宿泊費用が割高な点もありレビュー・評判はいまいち…。但し乗り継ぎ時には安心して宿泊ができる立地は大きなメリットでしょう。

建物内にはケンタッキーやローカルレストランがあるため簡単な軽食を摂る事もできます。

徒歩でも移動できますが空港送迎サービスがあるのでそちらを利用するのもよいでしょう。

<ホリデーイン エクスプレスマニラ ニューポートシティー>

マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのホリデーインエクスプレスの外観
ホテル外観
マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのホリデーインエクスプレスのロビー
ホテルのロビー
マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのホリデーインエクスプレスの客室
ホテル客室
マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのホリデーインエクスプレスのトイレとシャワー
トイレとシャワー
マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのホリデーインエクスプレスのスポーツジム
スポーツジム
マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのホリデーインエクスプレスのレストラン
レストラン

続いて日本でも見かけるホリデーイングループのホテル。(※旧レミントンホテル)

ニノイアキノ国際空港ターミナル3の目の前に位置するホテルで、ターミナル3からランウェイマニラという歩道橋で連結されていて徒歩で移動することができます。リゾートワールドマニラという有名ブランドのショップやカジノ、映画館などがある複合施設内にあるため利便性がかなり高いホテルです。

リゾートワールドマニラにあるホテルの中では最もリーズナブルですが清潔感もあり乗り継ぎの際に1泊だけ泊まるホテルとしては十分なホテル。

ホテルのすぐそばに時間を潰せる施設も揃っているため暇を持て余すこともないでしょう。

ターミナル1とターミナル3への無料のシャトルバスが運行しています。

※マニラ市内に”ホリデーイン ガレリアスイート”というホリデーイングループのホテルがあるため予約時には間違えないようにしましょう。

<The Wings(カプセルホテル)>

マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのカプセルホテル(The Wings)の客室
ホテル外観
マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのカプセルホテル(The Wings)の外観
ホテル客室
マニラ空港のトランジット(乗り継ぎ)にお勧めのカプセルホテル(The Wings)のスパ
ホテル客室

マニラ空港のターミナル3にある日経資本のカプセルホテルです。

The Wing 公式サイト

空港内にあり料金もリーズナブルなため乗り継ぎで中途半端に時間が空いていてちょっと休憩や一休みしたい場合には一番お勧めのホテルです。

空港外に出る必要がないため余計な心配もしなくて済みます。

料金は日本円で約2,500円~でシングル、ツイン、ファミリールームがあり、無料で朝食やwifi、シャワーなどがついています。

有料オプションとなりますが格安のフットスパ、マッサージもあります。

欠点として予約は英語のみの公式サイトから行う必要があり、なかなか空いていないのがネックです。

マニラ空港での乗り継ぎに関するまとめ

治安があまりよくないマニラでの乗り継ぎには不安を抱えている人も多いと思います。

4つあるターミナルの中でターミナル3は24時間営業のお店や簡易休憩所であるカプセルホテルがあり、歩道橋を渡ってリゾートマニラにも簡単にアクセスができますが、ターミナル1やターミナル2、ターミナル4は長時間の待ち時間を待機するには正直あまりお勧めができない空港です。

フィリピン航空やセブパシフィックを利用している場合はそもそもターミナル移動が不要のため特に心配の必要はありませんが、国際線とフィリピン国内線の航空会社が別々の場合などは予算や乗り継ぎ時間を考慮して最適な方法を事前に計画しておくことをお勧め致します。

セブ島留学マスターは手数料無料、クレジット決済ができる、旅行業の資格を持っている留学エージェントです。

この記事で少しでもこれからフィリピンに旅行や留学する方の不安が和らげる事ができるのであれば幸いです。

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