更新日: 2024-11-24
「墓地で生活する」あなたは自分が墓地で生活するということを想像できるでしょうか?
フィリピン、セブ島では約100世帯もの人々がカレッタ地区というエリアにある墓地での生活を余儀なくされています。
セブ島留学マスターではカレタ墓地で生活をするフィリピン人の方々への支援目的として炊き出しのボランティア活動にご参加頂けるプログラムをご用意しています。
カレタ墓地で生活する人々のほとんどが月収1万円にも満たない低賃金所得者がほとんどです。
自分たちが生活している墓地の管理を行う代わりに所有者から月に70円~450円ほどというわずかな賃金を受け取っていますが、これすらも安定して支払われないことがあり、それだけで生活する事は出来ず、墓参客が捧げたキャンドルのロウを集めて販売したり、再加工をしキャンドルとして販売、墓石に名前を彫る仕事や、遺体を埋めるための穴を掘ったりなどをして何とか生計を立てているような状況です。
カレタ墓地では多くの子供達も生活をしており、まともな教育を受ける事ができません。そのため彼らの将来の選択肢が狭まっており貧困の負の連鎖から抜け出せない現実問題を抱えています。
カレタ墓地で生活をしている子供たちの多くは生活費を稼ぐために働かざるを得ず、学校に通えない子どもが多くいます。
たとえ学校に通えたとしても、「墓地に住んでいる」という理由でいじめの対象となり、教育環境が劣悪です。
カレタ墓地で生活する人々にとって衛生環境の劣悪さは申告です。水道やトイレ、ごみ処理場もないため悪臭や感染症のリスクなどが非常に高い生活環境となっています。
カレタ地区には公共の水道のインフラが整っておらず、住民は生活に必要な水を購入しなければならず、これが墓地で生活する人々の大きな経済的な負担となっています。
カレタ地区にはトイレがほとんどなく、不衛生な状態が常態化しています。多くの住民は即席で作ったトイレを使っており、悪臭や衛生問題が深刻となっています。
生活で出たゴミは墓地内の空き地に放置されており、これが感染症リスクの主な原因となっています。
カレッタ地区には公共の電気もありません。ほとんどの家庭では違法に引かれたものを使用しており、満足に電気を使う事もできません。
違法な盗電により、火災のリスクが高まっています。また、定期的な停電も生活に大きな影響を及ぼしています。
実際に2024年1月6日には、カレタ地区近辺で大規模な火災が発生し、66軒の家がこの火災による被災を受けました。幸いにもこの火災での死者は出ませんでしたが、多くの方が自分の住む家を失う事となりました。
カレタ墓地はセブ島の市内中心地にありアヤラセンターから車で5分、ITパークからは車で10分ほどに位置しています。
マクタン空港から直接向かう場合は30-40分ほどとなります。
このようにカレタ墓地で生活する人々が抱える問題は多岐にわたります。
生活インフラの欠如、経済的困窮、教育の不足、健康問題などが相互に絡み合い、住民の生活を困難にしています。
ボランティア活動では根本的な問題解決に至る事は難しい事ではありますが、少しでも多くの方に興味を持ってもらい少しでも自分が役に立てるのであればと支援に協力して頂ければと願うばかりです。
2008年に28才で会社設立。フィリピン留学専門エージェント「セブ島留学マスター」の運営を中心に、旅行会社や国内留学事業、Web制作事業、通販サイトなども運営。
長年フィリピンに精通していますので留学相談に限らず何でも相談してください。フットサルとキャンプ釣りなどアウトドア全般が好きです。