更新日: 2024-08-06
フィリピンに渡航予定の方にとって、フィリピンの虫事情はかなり気になる点なのではないでしょうか。
日本に比べ暖かい気候のフィリピンでは、虫たちが活発に活動をしており日本よりも多くの虫に遭遇する確率がとても高いです。
日本でも虫への対策をしているのとしていないのとでは被害が少なくなるのと同じで、フィリピンにおいても虫への正しい対策は必須です。
フィリピンでよく見かける虫とは?虫への効果的な対策は?虫の少ない場所は?気になるフィリピンの虫事情を一気に解説します。
夏が近づくと共に、耳につく「プーン」という鳴き声に気づいたときには「あれ?なんだかかゆい!」と多くの人々を悩ませる「蚊」。
日本では蚊に刺されてもかゆくなるだけの被害で済むことがほとんどですが、フィリピンでは蚊を媒介して感染する病気があるため、最も注意が必要な害虫です。
地球上には人を襲う猛獣やサメがいますが、それよりもたくさん人を殺しているのが蚊です。蚊が原因でなんと年間に72万5000人もの命が失われているというデータもあります。
フィリピンを含む東南アジアの蚊に刺されると、「デング熱」や「マラリア」などの恐ろしい病気に感染する恐れがあります。
ただし、フィリピンにいる蚊の全てがデング熱ウイルスを有する訳ではなく、感染することは極めて稀です。
部屋の窓は開けっぱなしにしない、虫除けを使用するなどで日常的に蚊の侵入を未然に防ぐことができます。
またフィリピンの蚊は日本の蚊に比べるとやや大きめで、動きもゆっくりでかなり見つけやすいので、見つけたらすぐに駆除を心がけたいですね。
マラリア、デング熱についての詳しい解説は以下の記事をご覧ください。
フィリピンのハエは基本的に「無害」なものの、ウイルスや菌を運んでくることもあるため、感染症などを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
窓やドアを開けっ放しにしない・部屋に食べ物を放置しない (袋に入れて縛る)・ハエが食べ物に触れた場合、その部分は残す・防虫グッズを使う・殺虫スプレーを常備するなどでハエの数を減らすことができます。
全て駆除することは不可能なので、対策をしつつハエの存在を受け入れて生活することで、ストレスなく過ごすことができるでしょう。
余談にはなりますが、辺りが暗くなってくると壁にヤモリが現れることがあります。ヤモリは私たちにとって害虫を駆除してくれる有難い存在なので、見つけてもそっとしておきましょう。
日本の道端でよく見かける「アリ」。一年中どこにでもいるようなアリだからこそ、危険な存在に感じることはないのではないでしょうか?
フィリピンでも日本と同じように、室内でもアリを見かけることがあり、建物の隙間から行列で侵入してくることは日常茶飯事です。
蚊のように噛んでくることはほとんどなく、基本的には無害なのですが、フィリピンの一部のアリは、毒を持っており嚙んだり刺したりすることで、人間の体にアレルギー症状を引き起こすことがあります。
対応策としては、飲み残しや食べ残しがないようにする・身の回りを清潔に保つ・ゴミ箱に食べ物をそのまま捨てない(袋に入れて口を縛ってから捨てる)などです。
「ゴキブリ」というワードを聞くだけでも嫌だという方は多いかもしれません。
フィリピンにも日本と同じように、ゴキブリが存在します。
実際に18階建てホテルの最上階にもゴキブリがいたので、遭遇率は「ほぼ毎日、どこにでも見つかる可能性がある」と思っておいた方が良いでしょう。
ゴキブリの対応策としては、部屋に食べ物を置いておかない・窓やドアは基本的に閉めておく・殺虫スプレーを常備しておきましょう。
フィリピンにも虫除けスプレーやシートは売っていますが、肌に合わない・香りが苦手な場合があるので、日本で購入した自分の肌に合う、好みの虫除けスプレー/シートを持参しましょう。
フィリピンは地域によりますが日本よりも暑い常夏の国なので、外出時は汗をかいてせっかく振ったスプレーの効果が短時間で薄れてしまうため、持ち歩けるタイプのものがオススメです。
フィリピン現地のスーパーマーケットでは、蚊やハエなど様々な害虫に効く殺虫スプレーがたくさん販売されています。
日本から持っていくと荷物になるため、肌に直接触れることのない殺虫剤は現地調達がオススメです。
アクティビティの際は、普段と同じ半袖短パンスタイルだと、蚊の格好の餌食となります。
どうしても暑いのが苦手な方以外は、簡単に着脱可能な長袖のパーカーや通気性の良い長ズボンの着用をオススメします。
最近では、強い日差しからも身を守れるUVカットのパーカーやカーディガンもあるので気になる方はチェックしてみてください。
ハーブ類の香りは虫が嫌がるため、日本でも虫除けとして利用されており、中でもハッカ油はオススメです。
窓際や網戸、換気口、ドア付近などに撒いておくことで虫の侵入を防ぐことが出来ます。
水で薄めたものを、ミストスプレーに入れて体に吹きかけると虫除けとしても使用できるので、まさに一石二鳥ですね。
どんなに対策をしても、嚙まれたり刺されたりすることがあります。
万が一に備え、日本で購入した肌に合う虫刺されの塗り薬を持っていくようにしましょう。
有名なもので言うと、「ムヒ」「キンカン」「ムヒアルファEX」などが挙げられます。
虫が比較的少なくなる場所は、ホテルやビルの高層階や緑の少ない場所(庭が付いていない場所)になります。
ただし前述のように高層階でも、ゴキブリを見かけることはあるので基本的には「いつどこにでも虫はひそんでいる」と考えておきましょう。
留学などでフィリピンを訪れる方でどうしても虫が苦手な方は、低層階の部屋は避け学校にリクエストが可能であれば、なるべく高層階の部屋に宿泊するようにしましょう。
以上、フィリピンの虫事情と虫への対応策を紹介しましたがいかがでしょうか。
日本にいてもやはり暖かくなると虫たちの動きが活発になりますが、常夏のフィリピンは日本に比べより虫たちが活発に活動をしております。
食べたらすぐに片付けて部屋を清潔に保つ・窓やドアは閉めておくなど基本的なことをしっかりと対策しておけば、虫の侵入をかなり防ぐことができます。
また虫除けスプレーや塗り薬などの直接肌に触れるものは、肌に合わないものもあるため使い慣れた日本のものを持参することをオススメします。
この記事を読んで、フィリピンの渡航前から対策を行いましょう。
2008年に28才で会社設立。フィリピン留学専門エージェント「セブ島留学マスター」の運営を中心に、旅行会社や国内留学事業、Web制作事業、通販サイトなども運営。
長年フィリピンに精通していますので留学相談に限らず何でも相談してください。フットサルとキャンプ釣りなどアウトドア全般が好きです。