【アフターコロナ】セブ島の治安について

旅行や留学時に確認をしておくべきフィリピンの治安と犯罪の傾向、トラブルから身を守るための方法と対処法について解説

公開日:2022-3-06 更新日: 2022-04-15

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セブ島の治安について

先に結論から言いますとセブ島の治安はよくないです。

但し20年前2000年頃と比較するとかなり良くなってきているといえます。この記事を書いている私は約20年前からフィリピンに携わりフィリピン専門の旅行会社「マブハイチケット」、セブ島留学エージェント「セブ島留学マスター」を運営しており延べ20回以上フィリピンに訪れています。

実際に自分がフィリピンに行き経験した事とデータを交えて解説をしますのでこれからセブ島へ旅行や留学を検討している方は是非参考にしてみて下さい。

目次[開く]

セブ島での犯罪の傾向

フィリピンで多い犯罪の種類

新型コロナの影響で全体的にはやや減少傾向

フィリピン国家警察によるフィリピン全土の犯罪統計によると2020年の犯罪発生件数は約38万件で2019年と比較すると2割減少となっています。但しこれはコロナ禍でのロックダウンや外出規制による影響によるものだと予想されます。

日本と比較すると強盗は日本の約4倍、殺人は約4倍、性的暴行は約6倍にものぼります。

また新型コロナの影響で観光業が主要産業であるフィリピンの失業率と貧困が急速に拡大しています。2022年2月より正式に観光ビザの発給が再開されフィリピンへの観光、留学での入国が可能となりましたがコロナ禍以前より一層気を引き締めて渡航する必要があります。

フィリピンの犯罪の特徴

フィリピンでは警察への登録・許可制度に基づく合法的な銃の所持・携行が一般市民でも認められていて未登録の銃器や密造銃なども広く出回っています。

実際にセブ島に訪れた旅行者や留学生でコロンストリートやマンゴーストリートなどの歓楽街ではホールドアップ(路上などで相手に銃口を向けて抵抗したら撃つぞと脅して強盗を行う)の被害が発生しています。

セブ島留学では初日のオリエンテーションで具体的に近づいてはいけないエリアや歓楽街への立ち入り禁止するアナウンスがありますが興味本位でこういった歓楽街に足を運ぶことはそれ相当のリスクがあるということを肝に銘じておきましょう。

セブ島で多い犯罪の種類

フィリピンで多い犯罪の種類

窃盗(スリ置き引き)

日本人による被害が最も多いのが窃盗(スリ置き引き)です。ショッピングモールやジプニー、トライシクル、レストラン、繁華街での路上などでのスリや置き引きの被害が発生しています。

私の実体験ですがセブ島のITパークから友人と2人で歩いていると前方から若いフィリピン人が近づいてきて話しかけてきました。その瞬間に僅かにズボンの後ろポケットに違和感を感じ振り返るともう1人フィリピン人がおり、私の財布を一瞬で盗んでいました。

運よく気が付いたため「Could you return my wallet?(財布を返してもらえますか)」と伝え事なきを得ましたが相手が凶器を持っているなどであれば抵抗できず財布は戻ってこなかったことでしょう。

ひったくり

ひったくりは繁華街など少し幅の狭い路上において被害が多い傾向にあります。手口としては日本でも割と馴染みがあるバイクで後ろから歩行者のバッグなどを追い抜きざまに強奪します。

できるだけショルダーバッグやハンドバッグは身につけない、貴重品は入れておかないなどの工夫をしましょう。

ストリートチルドレン

繁華街のコンビニに出入りする際やタクシーなどに乗り降りする際にストリートチルドレンに取り囲まれ小銭等をせがまれるといった経験はフィリピンに何度か訪れている人であれば一度は経験があるのではないでしょうか。

こちらに関しても気を取られた隙バッグや財布のスリの被害に遭う可能性があるため十分に注意をしてください。

過去の実例としてこういったストレートチルドレンを追い払ってくれたフィリピン人と懇意になり、最終的に睡眠強盗の被害に遭ったというケースも発生しています。

睡眠薬強盗

こちらは日本人旅行者や日本人留学生の被害が非常に多い犯罪です。

主な手口はショッピングモールや繁華街の路上なので言葉巧み観光案内を持ちかけたり、過去に自分が日本に住んでいた、友達に日本人がいる、日本の事が好きなので話がしたいなどと持ちかけレストランでの食事や自宅に招かれ睡眠薬を混入させた食べ物や飲み物を薦めるといった手口がほとんどです。

そして昏睡させた後に所持金を盗み取る、また、盗んだキャッシュカード、クレジットカードを使って現金を引き出す、目が覚めると見知らぬ家におり、「暴行された」などとして慰謝料を請求するといった犯行に及びます。

性犯罪(レイプ)

フィリピンでは性犯罪も多く年間約8,000件(日本の約6倍)の性的暴行事件が発生しています。日本での報道はなかったはずですが過去にセブ島では日本人留学生のレイプ被害が何度か起こっています。

犯罪から身を守るための方法

前提としてほどんどの犯罪は金品によるものがほとんどですが、これについてはまずフィリピン人の所得について知っておく必要があります。

セブ島留学を検討している人にもわかりやすくフィリピン人講師の給料で例えると月給で2-4万円で時給換算だと125-250円ほどといった計算になります。職種にもよりますが一般的な企業の場合は高給でも月給は8万円ほどです。

日本人の給料と比較すると10分の1から5分の1程度です。最新のスマホ(iphone)であれば10万円以上しますのでフィリピン人の給料2-3ヶ月相当の価値があります。その辺に置いてあれば魔が差してもおかしくないでしょう。

日本での生活に置き換えてみると分かりやすいと思いますが、例えば財布に100万円を入れて歩くの怖くないでしょうか?少し大げさかもしれませんが、フィリピンでスマホや日本での金銭感覚で金品を持ち歩くのはそれぐらいの価値があるものを持ち歩いている危険な行為だと理解しておくのがよいでしょう。

貴重品は持ち歩かない

前述の通り金品目当ての犯罪がほとんどですし、スリの被害が特に多いため財布の所持方法には特に気をつかいましょう。

外出の際には必要最低限の現金の所持に留めておき、できる事ならクレジットカードの所持もしないようにしておきましょう。

私はフィリピンで外出する場合は財布は携帯せず、現金に関しては複数のポケットに分割して所持、場合によっては靴下に入れておくなどで対策をしています。この方法であればスリ被害のリスクをかなり抑えることができ、万一強盗犯罪に遭遇しても一部の現金のみ渡すことによって被害を抑えることができます。

また少額の現金を入れた財布を持っておき、強盗時にはそれを差し出すといった方法も有効でしょう。

派手な服装をしない

派手な服装

犯罪者の心理として金品目的であればお金を持っている人をターゲットにするでしょう。貴金属類(指輪、ネックレス、高級時計)などは極力身につけないようにしましょう。

また女性の場合は露出の多い服装性犯罪を誘発する行為になりますので特に単独や少数人での行動するときは細心の注意を払ってください。

話しかけられても安易に乗らない

セブ島に旅行や留学で訪れたことがある人であればショッピングモールや路上などでフィリピン人に声を掛けられたことがあるのではないでしょうか

実際私は何度も声を掛けられています。見た目の美しい女性であれば分かりますが私は見た目も普通でしかもおっさんです。にも拘らずです。運よく犯罪に進展するようなことは一度もありませんでしたが大体の場合は自分は日本に昔住んでいたなどといって日本語で声を掛けてきます。

外国人に日本語で話しかけられるとつい気を許してしまう気持ちにも分からなくもないのですが無視するか、あいさつ程度で話を済ませる心がけでいましょう。信頼関係が構築されていない人に食事など誘われても絶対に断ってください。

日本で見知らぬ人に声を掛けられてそのまま食事に行くなんてことは普通しないですよね?海外だからこそ気を引き締めて行動しましょう。

無駄な抵抗はしない

前述してきたような犯罪行為に万一巻き込まれてしまった場合は無駄な抵抗をせず基本的には相手の要求に呑むといった心がけをしましょう。銃や凶器などを所持している可能性もあり思わぬ方向に発展してしまう可能性があります。

過去にもこういったトラブルに巻き込まれ抵抗した日本人が射殺されるといった事件は非常に多く発生しています。

フィリピン人を人前で怒らない

前述の話とやや被りますが私はフィリピン人に長く関り性格も文化もある程度理解しています。日本人では理解できない事も多くあるため時に怒りたくなる気持ちも正直あるのですが、フィリピン人をよく知る人は特に人前でフィリピン人を怒ることは侮辱行為にあたるため絶対にNGとされています。

前述したような犯罪に巻き込まれたときも同様ですが、信頼関係を築いたフィリピン人であってもこれは当てはまります。どうしても伝えたい、伝えなければならない場合は一対一の状況で言葉を選び慎重に伝えましょう。

その他の注意事項

一部内容が重複しますが以下の点によく注意して行動することを心がけましょう。

  • 危険と言われるエリアに行かない(※繁華街、歓楽街、ローカルなマーケット)
  • 派手な服装を避ける
  • 財布や携帯の管理を行う(※ズボンの後ろポケットや背負えるリュックに入れるのは避ける)
  • 外出時は貴重品や多額の現金、クレジットカードを持ち歩かない
  • 現金などは分散して所持をする
  • 歩きスマホや音楽を聴きながらの移動を避ける
  • ジプニーやトライシクルに乗る際にはバッグ、財布に気を付ける。(※バッグは抱えるように持つのをお勧め)
  • レストラン、カフェなどで少しの間であっても所持品や貴重品を置いて行動しない
  • 日中、夜間を問わず一人での行動を避ける
  • 人通りの少ない路地等には近づかない(※繁華街などは一歩間違えればスラム地区に入ることも少なくない)
  • 流しのタクシーを利用しない、ホテルや学校の警備員に呼んでもらう
  • できるだけGrabを使う(※但し完全には信用しない事)
  • 歩いている際には常に周囲に注意を払う(定期的に後ろを振り向くなど)
  • 万一、犯罪に遭遇した場合は相手が凶器を所持していると想定し無駄な抵抗は絶対にしない
  • 身の危険を感じた時には大声を上げて人に助けを求める
  • 初対面の人との連絡先の交換は避ける

セブ島の治安についてのまとめ

今回は私の実体験も交えてフィリピンの治安について解説をしました。

最近ではセブ留学の影響やフィリピン政府観光省によるイメージ戦略もあり日本人によるフィリピンの治安に対するイメージは20年ほど前と比較するとかなり改善していると言えます。

中国に次ぐ経済成長を長年続けていることもあり所得も拡大傾向で実際に治安はかなりよくはなってきているのも事実です。

これは私が2019年に語学学校の視察で訪れた際に実際に遭った体験談ですが、マニラのとある治安があまりよくないマーケットを歩いている際にポケットに入れていた1万円札をうっかり落としてしまったようなのですが、それを見ていたフィリピン人の女性が「落としましたよ」と声を掛けてくれました。

また同じ日にマニラのモールオブアジアで休憩所に座っていた時だと思いますがあろうことかスマホを置き忘れ、それに気づかないまま歩いていると後ろから小走りで私のスマホを持ったフィリピン人の方が届けてくれました。落とした場所から恐らく200メートルほどは離れていましたが、わざわざ探して届けてくれたようです。

日本であれば普通の事かもしれませんが、フィリピンでこういう経験をしたことは私にとってはかなりの驚きで治安がかなりよくなってきていると嬉しく思ったものです。

年々治安が良くなってきているとはいえ冒頭で述べさせていただいた通り新型コロナの影響フィリピン経済は大打撃を受けていますし、日本と比較した場合の治安は決して良いとは言えませんので、海外だからと気を緩めずしっかり自己管理をし気を引き締めてフィリピンの観光や留学ライフを楽しんでください。

この記事を書いた人

宮川稔基

セブ島留学マスター代表

2008年に28才で会社設立。フィリピン留学専門エージェント「セブ島留学マスター」の運営を中心に、旅行会社や国内留学事業、Web制作事業、通販サイトなども運営。

長年フィリピンに精通していますので留学相談に限らず何でも相談してください。

フットサルとキャンプ釣りなどアウトドア全般が好きです。

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