【完全版】フィリピン(セブ島、マニラ、バギオ)・シチュエーション別オススメの服装と便利な持ち物リストを紹介

公開日:2024-6-4 更新日: 2024-09-20

今年の夏はコロナの制限が緩和された中、世界屈指のリゾート地として知られるフィリピンへ旅行の計画、もしくは語学留学を検討している方が多いのではないのでしょうか。

フィリピンは暑いイメージがあるけど実際にはどれくらいの暑さなの…?服装選びの基準は?

今回この記事ではフィリピンの地域別(セブ島、マニラ、バギオ)の気候事情に合わせたオススメの服装、シチュエーション別オススメの服装、フィリピンを存分に楽しめる服装について紹介します。

また服装選びにおける注意点や、持って行くと役立つ便利なアイテムの紹介も!

目次[開く]

<地域別>フィリピンの気候について

フィリピンの海の様子

セブ

フィリピンのセブ島は留学先として非常に人気のある常夏の島で「乾季(1月~5月)」と「雨季(6月~12月)」の2つの気候に分かれています。

セブ島は熱帯モンスーン気候に属し、年平均気温は26℃~32℃です。特に乾季には日中の気温が高くなることが多いですが、海から吹く風があるため、直射日光を避ければ比較的快適に過ごせることもあります。

特に乾季の時期は、平均気温30℃前後のカラッと晴れた日が続き、天気を心配する必要がほとんどありません。観光客や留学生にとっても、アウトドア活動や観光が楽しめる絶好のシーズンです。

雨季(6月~12月)は乾季に比べ降水量は増加しますが、雨季と言っても日本のような一日中降り続ける梅雨とは違い、朝や夕方にスコールのような一時的に激しい雨が降り、一気に晴れることが多いです。

雨季でもセブ島の平均気温は26℃~29℃で、乾季より少し涼しいため比較的過ごしやすい気候です。

雨季でも最低気温が20℃を下回ることはあまりないため、日本の冬に着用するような防寒具は必要ありません。

そしてセブ島は乾季・雨季関係なく、1年を通じて強い紫外線が降り注ぎます。

世界保健機関が世界気象機関(WMO)および国連環境計画(UNEP)と共同で発表した、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いを分かりやすく示すために、紫外線の強さを指標化した「UV指数(UVインデックス)」「極端に強い」と言われている11+の基準を超えることがほとんどです。

日本の夏以上にUV指数が高いため、日焼け止めをこまめに塗り直すなどといった対策が必要です。

以下はUV指数とその目安になります。

  • 1~2:[弱]安心して戸外で過ごせるレベル
  • 3~5:[中程度]日陰で過ごし長袖・日焼け止め・帽子の利用を推奨するレベル
  • 6~7:[強]日陰で過ごし長袖・日焼け止め・帽子の利用を推奨するレベル
  • 8~10:[非常に強い]リスクがはるかに高いレベル
  • 11+:[極端に強い]リスクがはるかに高いレベル

マニラ

マニラはセブ島と同じ、年間を通して高温多湿の「熱帯モンスーン気候」です。

マニラの乾季(1月~5月)はとても暑く、日によっては最高気温が35℃前後まで上昇します。夜になっても気温が高いままなので、エアコンなしでは眠れないほどの暑さです。

雨季(6月~12月)は天候が不安定になり、スコールや短時間の強い雨が降ることがあります。雷を伴う雨が発生することもありますが、必ずしも毎日発生するわけではありません。外を移動する際には傘が欠かせないので、マニラ渡航の際には必ず折り畳み傘やカッパなどを持って行くようにしましょう。

平均最高気温は30℃前後と乾季とあまり変わりませんが、雨季に入ると湿度が上がり、蒸し暑さを感じるようになります。

短時間に多くの降雨量があった場合、各地で「Baha(バハ)」と呼ばれる洪水をもたらすことになります。

マニラは雨の排水のシステムが整っていないエリアが多く、雨水が溜まることで女性のひざ上ほどまで冠水することが年に数回発生します。

雨季には水たまりが至る所にできることから、デング熱に感染する人が多数出ます。デング熱とは蚊を媒介とした伝染病で、発症すると高熱やおう吐、関節痛などの症状を発症することから、1週間程度の入院を余儀なくされるケースもあります。蚊に刺されないように上着を一枚羽織るなどしましょう。

マニラはセブと比較しても湿度が高く、外を少し歩いただけでもかなりの汗をかいてしまうので、汗をかいた後に室内に入ると、冷房が効いている場合風邪を引いてしまうことがあります。

外出後はシャワーを浴びたり、下着を交換するなどして対処しましょう。

バギオ

バギオは首都マニラから車で約4~5時間北上した北ルソンエリアにあり、標高1,500mの山岳地帯に位置しています。年間の平均気温は18℃~20℃と、気温が上昇する乾季でも23℃~25℃程度なので、日本の秋を思わせるような涼やかな気候が特徴です。

大きく6~11月の雨季と12~5月の乾季の2季に分かれており、他のフィリピンの都市と比較すると、5℃〜10℃ほど気温が低くなります。

気温が上がる日中と比べて朝晩は気温が一気に下がる傾向があり、最低気温が10℃を下回る日も出てきます。

エアコンを使用する場面も少なく体に良い環境が整っているので、語学留学に訪れる留学生にとって最も勉強に集中しやすい場所とも言われています。

バギオの乾季(12月~5月)は、最高気温は25℃前後で、最低気温は10℃を下回る日があります。雨が降ることはほとんどなく、セブやマニラのように刺すような日差しと酷暑がないため、カラッと晴れた過ごしやすい天気が続きます。

雨季(6月~11月)は、最高平均気温は25℃前後で、最低平均気温は15℃前後になります。雨が多い時期になりますが、気温が低く嫌な蒸し暑さは感じません。

フィリピンでは珍しく、バギオでは雨季に寒さ対策が必要です。しかし日本の冬のような厚手の防寒具は不要で、薄手のパーカー程度で十分です。

一時的に降るスコールの日もあれば、1日中大雨の日もあります。突然の雨に備えてリュックサックなどの鞄は防水や撥水のものにし、傘は持ち歩き必須です。

<地域別>オススメの服装

服選びの様子

セブで過ごすオススメの服装

セブで過ごすオススメの服装として、半袖や短パンなどの夏服が基本ですが、夜間や室内の冷房対策に薄手の羽織りものがあると便利です。特に紫外線対策は必須になります。

乾季は日本の夏服と同じような半袖にショートパンツがオススメです。

汗をかいてもすぐに着替えられるように、替えのTシャツを用意しておくと良いでしょう。

スキニーも過ごしやすいですが、汗をかくと通気性が悪く着替えにくいこともあるので短パンがベストです。

雨季は日本の梅雨のように1日中雨が降り続くことはほとんどなく、短時間スコールが降ることが多いので、湿気を感じないように通気性のいいTシャツなどのトップスと半ズボン、濡れてもいい靴がオススメです。

エアコンが効いているホテルやショッピングモール内は、人によって寒く感じられることがあるので、薄手の長袖の服などがあると良いでしょう。

フード付きのナイロン製パーカーなどを持っておくと防雨・防寒対策として便利です。

外出時は強い日差しが眩しいので、UV対策を兼ねてサングラスがあると眩しさと紫外線を軽減することができます。

マニラで過ごすオススメの服装

マニラの乾季にオススメの服装は、薄手の通気性の良いTシャツにショートパンツ、日焼けが気になる方は帽子を被るのがオススメです。

日差しがかなり強いため、UVカットパーカーなど着用すると良いですが、日焼け止めもこまめにしっかり塗るようにしましょう。

雨季は乾季同様、半袖またはノースリーブに短パンがオススメです。

朝晩は冷え込む日もあるため、カーディガンなどの羽織りものを1、2着持っていると安心です。

雨で道路にたまった水が足についたり、冠水した水に足をつけた場合とても不衛生な状態になるので、アルコールシートなどを使って消毒すると良いでしょう。

長ズボンの場合、不衛生な水のしみ込んだものがずっと肌に触れていると肌にとっても良くないので、すぐに着替えるかいつでも消毒ができる短パンがベストになります。

バギオで過ごすオススメの服装

バギオの乾季は、日中はTシャツにジャケットやパーカーなどもう一枚着ると丁度良いでしょう。冷え性の方はさらに、暖かい羽織りものがあると安心です。

雨季はフィリピンの中でも雨の日が多く、台風も通過する季節になってくるため、雨具は必須です。折り畳み傘、レインブーツ、ポンチョなどの用意をしておいてください。

服装は薄手の長袖に通気性の良い短パンが良いでしょう。

フィリピンは「南国の島」というイメージでビーチサンダルを持って行く方も多くいますが、雨が降ると足元が滑りやすかったり、水溜りなどにいる虫に刺されやすかったりなどの危険性があるため、長靴や防水の靴がオススメです。

フィリピンの中でもバギオはトップクラスの降水量を誇るため、湿度もかなり高く湿気対策が必須です。

湿気によりカビが生えやすい環境のため、バギオを訪れる際は大事な革製品は持ち込まないようにしましょう。

<シチュエーション別>オススメの服装

ショッピングモールで買い物の様子

学校

フィリピンのセブ島やバギオに語学留学を検討している方は多いでしょう。特にセブ島は留学先として非常に人気が高く、リゾート地の魅力と学びの環境を両立できる場所です。

セブ島での語学留学中、学校ではTシャツやポロシャツに半ズボンといった、長時間の授業でも快適に過ごせるカジュアルな服装がオススメです。女性であれば、涼しいワンピースも留学生活にぴったりの服装でしょう。

多くの語学学校では、留学生が快適に学べるように強い冷房が効いているため、冷房対策として薄手の羽織りものを持って行くのがオススメです。

特にセブ島では外が暑いため、汗をかいた状態で冷房の効いた教室に入ると寒さを感じたり、風邪を引いてしまうことがあります。留学生活を快適に過ごすためには、上に羽織れるものが必須です。

セブ島やバギオの一部の語学学校では、過度な露出を控えるドレスコードが設けられていることがあるため注意が必要です。

特にセブ島での留学中は、男性はタンクトップ、女性はキャミソールのような極端に露出の多い服装は避け、清潔感のある服装を心掛けるのがベストです。

レストラン/ショッピングセンター

基本的にカジュアルな格好、日本の夏と同様の服装で大丈夫です。

フィリピンにはユニクロやH&Mといった、私たち日本人にもなじみのある洋服屋さんが意外とあるので、現地で購入してみるのも良いかもしれません。

アクティビティ

フィリピンといえば、美しい海で楽しむマリンアクティビティが定番です。

せっかくフィリピンに訪れているので、これは外せませんよね。

フィリピンは自然豊かなので、海だけでなく山登りなどのアクティビティもあります。各自動きやすい服装で参加しましょう。

マリンアクティビティに参加する際は強い日差しから肌を守るために、ラッシュガードや日焼け止め、サンダルが必要です。

ナイトクラブ/高級レストラン

セブのナイトクラブや高級レストランでは、 サンダルや短パン、女性の場合はタンクトップやキャミソールなど禁止になっているところが多いです。

基本的にナイトクラブや高級レストランはスマートカジュアルを意識したコーディネートがベストでしょう。

男性であれば襟付きのシャツやポロシャツ、長ズボンに革靴を合わせると良いでしょう。女性の場合、ワンピースやブラウスにスカート、またはパンツとサンダルではなくパンプスや綺麗めの靴を履くのが無難です。露出の多い服装やビーチサンダルは避けましょう。

また大きなリュックを背負っている場合、入り口で止められる可能性もあるので荷物は防犯面も考慮し、最低限の荷物にしましょう。

服装選びの注意点

アクセサリーを身に付けた女性

せっかくフィリピンに来ているので、危ない場面には遭遇したくないですよね。

フィリピンで過ごす服装を選ぶ際の注意点として、大きく3つを挙げるとすると【ブランド品は身に付けない/露出は控える/アクセサリーは身に付けない】です。

フィリピンで圧倒的に多いとされる犯罪は「窃盗(スリ)」です。

目で見て分かるようなブランド品や、装飾品(アクセサリーや時計など)を身に付けている人は、特に狙われやすいので気をつけましょう。

また、近年女性の人気が高いオフショルダーの服や、おへそが見える服などの露出が多い服装は控えるのがベストです。

短パンやスカートが短すぎると、スリや軽犯罪のターゲットになりやすくなるので、過度な露出を避け膝丈以上の服装を選ぶことで安全性を高めることができます。

危険から身を守るのは最終的に自分自身なので、気を引き締めて過ごしましょう。

<番外編>あると便利なアイテム4選

パッキングの様子

マスク

コロナの規制が緩和されているのにマスク?そう思う方も多いでしょう。

市内を観光するとなれば、マスクが意外と役にたちます。

マスクは健康に害を及ぼす排気ガスから守ってくれます。

セブやマニラといった都市部での排気ガス問題は近年深刻化しており、マスクを着用することでこうした環境から健康を守ることが出来るので、持って行くようにしましょう。

サングラス

紫外線は目からも吸収するため、UVカット機能の付いたサングラスを持っていくことをオススメします。

セブ島やパラワンなどの美しいビーチでのアイランドホッピングや、日差しの強い屋外でのアクティビティでは、サングラスが目を保護するのに欠かせません。

外出時にサングラスを着用することで、紫外線による目の疲れを軽減できるだけでなく、日差しの強い日中でも視界を確保できるため、旅行や留学生活がより快適になること間違いありません。

防水スマホケース

フィリピンのセブ島といえば、美しいビーチが広く知られています。

人気のアクティビティであるアイランドホッピングでは、フィリピンの美しい海を間近に堪能することができます。素晴らしい景色は、ぜひ写真に収めておきたいものですよね。

そんな時に役立つのが防水スマホケースです。

海水を気にすることなく海にスマホを持って入ることができるので、普段は撮影できないような写真をたくさん撮影出来ます。

最近では100円ショップでも防水スマホケースの取り扱いがあるので、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。

コスパ良く、一生残る思い出の写真をたくさん撮影しましょう!

ドレスコード服(スマートカジュアル)

フィリピン旅行や留学の際には、スマートカジュアルの服装を1着持って行くことをオススメします。

セブ島などの高級ホテルのレストランやナイトクラブなどの一部施設ではドレスコードが求められる場合があり、カジュアルすぎる服装では入店できないことがあります。

スマートカジュアルとは、カジュアルすぎず、且つフォーマルすぎないバランスの取れたスタイルのことで、シャツやブラウス、スラックスやワンピースなどが適しています。

フィリピンではサンダルが禁止されているお店もあるため、こうした場面に備えてフォーマルな靴を1足持参するとより安心です。

まとめ

フィリピン国旗

以上、フィリピンで過ごすベストな服装について紹介しましたがいかがでしょうか。

せっかくの渡航なので、服装は気合を入れて選びたいという方は多いでしょう。

「フィリピン」と聞くと暑いイメージがありますが、実際にはバギオなど一部の地域は涼しかったり、シチュエーションによって服装を選ぶ必要があったりと、色々情報を目にすることで悩んでしまいますが、前述で述べた通りユニクロなどの洋服屋さんもフィリピンにはあるので、現地で揃えてみるのもいい思い出になるかもしれません。

過ごしやすくテンションの上がる服でフィリピンを存分に楽しみましょう。

この記事を書いた人

宮川稔基

セブ島留学マスター代表

2008年に28才で会社設立。フィリピン留学専門エージェント「セブ島留学マスター」の運営を中心に、旅行会社や国内留学事業、Web制作事業、通販サイトなども運営。

長年フィリピンに精通していますので留学相談に限らず何でも相談してください。フットサルとキャンプ釣りなどアウトドア全般が好きです。

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