ラプラプ王とマゼランの歴史を学ぶ|マクタンシュラインの魅力を解説

公開日:2024-11-22 更新日: 2024-12-24

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Mactan Shrine(マクタンシュライン)

今回は、地元の雰囲気を楽しみたい方や気軽に運動をしたい方、友人や恋人と穏やかに過ごしたい方にぴったりな公園「Mactan Shrine(マクタンシュライン)」をご紹介します。

マクタン島にあるこの公園は、フィリピン人の英雄ラプラプと探検家フェルディナンド・マゼランにまつわる歴史的な記念地として広く知られています。フィリピンの歴史と文化を体感できるスポットで、多くの観光客にとって外せない名所の一つです。

園内には約10台分の駐車場が完備されており、ゴミが全く落ちていない清潔さが特徴です。日中は日本人や韓国人の団体観光客が訪れる一方、夕方以降は地元の人々が集まり、活気ある雰囲気へと変わります。

この公園のアクセス方法や歴史の背景、数々の見どころを詳しくお伝えしていきますので、訪れる際の参考にしてみてください。

Mactan Shrine(マクタンシュライン)の基本情報

Mactan Shrine(マクタンシュライン)の基本情報
店名Mactan Shrine(マクタンシュライン)
住所8268+83X Mactan Shrine, Lapu-Lapu City, Cebu, Philippines
営業時間5:00-22:00
電話番号-
定休日なし

マクタンシュラインのアクセス

マクタンシュラインのアクセス

マクタンシュラインは、マクタン島のプンタエンガーニョ通り沿いに位置しています。道路沿いには大きなラプラプ像があり、ランドマークとしても目立つため比較的簡単に見つけることができます。

この場所は歴史的にも有名で、「マクタンシュライン」と伝えればほとんどのタクシードライバーに通じるでしょう。

シュライン周辺はホテルが立ち並ぶエリアにあるため、タクシーの利用も比較的スムーズです。

また、近くの「マクタンニュータウン」に行けば、タクシーが数多く待機しているため、帰りの交通手段に困ることはほとんどありません。

マクタン島自体はセブ島の東側に位置し、2本の橋で繋がっています。実際、セブ島とマクタン島を合わせたエリアが「セブ」として観光地やリゾート地として知られています。

そのため、セブ島旅行を調べていると「セブ島なのに宿泊先がマクタン島?」と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、この2つの島はタクシーで簡単に行き来が可能です。

マクタン島はリゾート開発が進められており、セブ旅行で人気の高級リゾートホテルの多くがこの島に集まっています。

セブの玄関口である空港もマクタン島に位置しているため、リゾートエリアへのアクセスが良く、マクタン島を滞在先として選ぶ旅行者が多いのが特徴です。

マクタンシュラインってどんなところ?

マクタンシュラインってどんなところ?

「Mactan Shrine(マクタンシュライン)」は、フィリピンのマクタン島に位置する歴史的な記念公園で、フィリピン人の英雄ラプラプと探検家フェルディナンド・マゼランにまつわる場所として広く知られています。歴史と文化を深く感じられるこのスポットは、国内外から多くの観光客が訪れる人気の名所です。

かつて、フィリピンの大部分がイスラム教徒だった時代、スペインから出発した探検家マゼランは、西回りの航路をたどりフィリピンのセブ島に到着しました。

彼の目的は、キリスト教の布教でした。当初は順調に見えた布教活動でしたが、次第にうまくいかなくなり、彼は強制的な手段を取るようになります。

マクタン島でも同様にキリスト教化を進めようとしましたが、これに立ち向かったのが当時の王ラプラプでした。ラプラプは勇敢にもマゼランに戦いを挑み、その後マクタンシュラインがある海岸で激突しました。

この「マクタンの戦い」において、ラプラプは見事に勝利し、植民地化を阻止しました。その功績から彼は国民に英雄として称えられ、現代までその名を刻まれる存在となったのです。

この戦いの歴史を後世に伝えるため、マクタンシュラインが設立されました。フィリピンの歴史において、マクタンの戦いは植民地化への抵抗の象徴として深く記憶され、ラプラプ王はフィリピンの独立と誇りを象徴する偉大な人物として語り継がれています。

シュライン内にはラプラプ王の堂々たる銅像が立ち、彼の勇敢な姿を象徴しています。この像は公園の中央にあり、多くの観光客が記念撮影を楽しむ人気のスポットです。

さらに、マクタン島にあるラプラプ市の名前も、この英雄にちなんで名付けられました。現在でもラプラプの肖像や像は市内のいたる所に掲げられており、国民にとって誇り高い存在であり続けています。

また「マゼラン記念碑」も設置されており、探検家としてのマゼランの功績を讃えつつ、彼がこの地で命を落とした歴史的背景を伝えています。

さらに、マクタンの戦いに関する展示エリアでは、当時の出来事や背景を詳しく説明したプレートや資料が用意されており、訪れる人々にフィリピンの歴史を学ぶ機会を提供しています。

マクタンシュラインは、フィリピンの歴史と独立の象徴を深く理解できるスポットとして、多くの人が訪れる価値のある場所です。

マクタンシュラインの料金各種

マクタンシュラインの料金各種

マクタンシュラインは、なんと入場料が無料で利用できるため、多くの観光客に親しまれているスポットです。

公園内には、小さなお土産屋がいくつか並んでおり、フィリピンならではの工芸品やお土産を購入することができます。また、シーフードマーケットも併設されており、新鮮な魚介類を楽しめる場所としても人気があります。

営業時間は24時間で、年中無休となっているため、旅行者にとって訪問しやすい場所です。しかしながら、夜間の訪問は安全面での注意が必要です。照明が少ないエリアもあるため、できるだけ明るい時間帯に訪れることをおすすめします。

マクタンシュラインは、歴史的な意義だけでなく、ショッピングや食事も楽しめる複合的な観光地として、セブ旅行の際にはぜひ足を運びたいスポットの一つです。

昼間の訪問で、美しい景色と地元の雰囲気を存分に味わってみてください。

マクタンシュラインの見どころ

マクタンシュラインの見どころ

マクタンシュラインで最も目を引くのは、堂々とした「ラプラプ王の像」です。この象徴的な像は、フィリピンの英雄ラプラプの功績を称えるために建てられました。

公園の中心にそびえ立つその姿は、1521年の「マクタンの戦い」でフィリピンを植民地化しようとしたマゼランに立ち向かい勝利したラプラプ王の勇気を物語っています。このスポットは多くの観光客が記念撮影をする人気の場所となっています。

「マゼラン記念碑」も見逃せないポイント。この碑は探検家フェルディナンド・マゼランの功績を讃えつつ、彼がこの地で命を落とした歴史を伝えるものです。

さらに、シュライン内には「マクタンの戦い」の背景や意義を説明する展示があり、歴史好きには特におすすめです。

公園内には小さなお土産屋が並び、フィリピンならではの工芸品を購入することができます。また、隣接するシーフードマーケットでは、新鮮な魚介類を楽しむことができ、観光と食事を一緒に楽しむのに最適です。

海に面した公園は、日中は団体観光客で賑わい、夕方からは地元の人々が訪れる憩いの場となります。

夜にはライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気が楽しめます。涼しい風がマングローブ林から吹き抜け、ランニングをしたり友人と集ったりと、多くの地元の人々が思い思いの時間を過ごしています。

特にクリスマスやバレンタインなどのイベントシーズンには、イルミネーションやマーケットが開催され、公園全体が華やかな雰囲気に包まれます。

季節ごとに異なる魅力を楽しめるのも、マクタンシュラインの大きな特徴です。

まとめ

まとめ

以上、歴史を学びながらゆったりとした時間を過ごせるスポット「マクタンシュライン」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この場所は観光地としてだけでなく、フィリピンならではの魅力を体感できるエリアでもあります。

園内には、ハンドメイドの小物や雑貨を取り扱うお土産屋があり、観光の合間にショッピングを楽しむこともできます。ユニークなアイテムが多いため、旅の記念や贈り物としてぴったりの品が見つかるかもしれません。

また、マクタンシュラインはアクセスが良好で、観光のついでに気軽に立ち寄れる点も魅力です。

歴史的な展示や像を見学しながら、マクタン島の風景を楽しむことで、特別な時間を過ごせるでしょう。

ぜひこの情報を参考に、次回のセブ旅行にマクタンシュラインを加えてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

宮川稔基

セブ島留学マスター代表

2008年に28才で会社設立。フィリピン留学専門エージェント「セブ島留学マスター」の運営を中心に、旅行会社や国内留学事業、Web制作事業、通販サイトなども運営。

長年フィリピンに精通していますので留学相談に限らず何でも相談してください。フットサルとキャンプ釣りなどアウトドア全般が好きです。

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