更新日: 2024-12-24
フィリピン最古の要塞「Fort San Pedro(サンペドロ要塞)」。
要塞の高さは6メートル、厚さはなんと2メートルにも及び、フィリピン中部にあるセブ島のセブシティに建設されたスペイン統治時代の要塞として、フィリピン国内外問わず人気の高い観光地として知られています。
要塞内には博物館やお土産店があり、サンペドロ要塞を含む一帯は「自由の広場」と呼ばれる公園で、近年では緑豊かなデートスポットとしてカップルに親しまれています。
また埋め立てられた要塞周辺は公園となり、多くのフィリピン・セブ市民市民の憩いの場になっています。
歴史深いサンペドロ要塞を、この記事ではフィリピン・セブ旅行や留学で要塞に観光を予定している方々に向けたアクセスなどの基本情報から歴史を分かりやすく解説していきます。
知っているのと知らないのとでは、実際に訪れた時の奥深さが違います。
一緒にサンペドロ要塞の歴史を紐解いていきましょう。
店名 | Fort San Pedro(サンペドロ要塞) |
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住所 | 7WR4+X7J, A. Pigafetta Street, Cebu City, 6000 Cebu, Philippines |
営業時間 | 8:00-17:00 |
電話番号 | +63322562284 |
定休日 | なし |
セブ島を訪れる際に欠かせない観光スポットの一つが「Fort San Pedro(サンペドロ要塞)」です。この有名な観光地は、タクシーを利用してアクセスするのが便利です。
ドライバーには「Fort San Pedro(サンペドロ要塞)」と伝えるだけでスムーズに連れて行ってくれるでしょう。
サンペドロ要塞は、セブの歴史を感じられるだけでなく、周辺にも見どころがたくさんあるのが魅力です。
例えば、近くには「サントニーニョ教会」や「マゼランクロス」といった有名な観光地があり、徒歩圏内でアクセス可能です。
これらのスポットはどれもセブの歴史や文化に触れられる場所として人気があります。さらに、カルボンマーケットもサンペドロ要塞から徒歩約7分の距離に位置しています。
観光の後に地元の市場を訪れ、フィリピンのローカルな雰囲気を楽しむのもおすすめです。
サンペドロ要塞を起点に、周辺の観光地を一緒に巡ることで、セブ島の魅力をより深く味わえるでしょう。
「Fort San Pedro(サンペドロ要塞)」は、フィリピン・セブ市に位置する歴史的な観光名所であり、フィリピンで最も古い三角形の要塞として有名です。
この要塞は1565年頃、スペインがフィリピンを植民地化した時代に、スペイン軍の防衛拠点として建設されました。
スペイン軍が外敵の侵入を防ぐための堅牢な構造が特徴で、フィリピンの歴史に深く関わっています。
サンペドロ要塞の注目ポイントは、そのユニークな建築方法です。要塞の壁は、サンゴ石と卵の白身を材料にして作られており、この技術により非常に頑丈で耐久性の高い構造が実現されています。
上空から見ると、要塞全体が三角形をしており、各角には大砲が配置されていた跡が見られることから、当時の軍事的な重要性がうかがえます。
サンペドロ要塞は観光地として整備され、多くの旅行者が訪れるスポットとなっています。
敷地内には中庭や展示スペースがあり、スペイン時代の歴史や文化を学ぶことができます。
また「Wishing Well(願いの井戸)」と呼ばれるスポットもあり、コインを投げ入れることで願いが叶うとされ、多くの観光客が訪れる人気の場所です。さらに、防壁の上を歩くことができ、セブ市内の美しい景色を一望することもできます。
サンペドロ要塞は、サントニーニョ教会やマゼランクロスといった他の観光名所からも近く、アクセスの良さが大きな魅力。
所要時間は1時間ほどで十分に見て回れるため、観光スケジュールにも組み込みやすいスポットです。入場料は大人30ペソと手頃で、気軽に訪れることができます。
さらに、この要塞では現地の未婚男女によるお見合いパーティーが開かれることもあるそうです。
現地の弦楽器バンドが美しい音楽を奏でており、観光客やカップルたちが穏やかな時間を過ごしている様子が印象的でした。
そしてサンペドロ要塞の不思議な点は、中庭の涼しさです。フィリピン特有の強い日差しが降り注ぐ中でも、要塞内の中庭は驚くほど快適で、暑さをほとんど感じることがありません。
セブの歴史を感じつつ、リラックスした時間を過ごすことができます。
セブ市を訪れる際には、フィリピンの歴史を体感し、美しい景色とともに特別なひとときを楽しめるこのサンペドロ要塞をぜひ訪れてみてください。
サンペドロ要塞の入場料は以下の通りです。
入場料金は、フィリピン人と外国人で共通です。入場料は入り口を入ってすぐの場所で支払うシンプルな仕組みとなっており、訪問者にとってわかりやすくなっています。
観光の際には、料金を確認の上お楽しみください。
サンペドロ要塞は、フィリピンで最も古い「三角形の稜堡式要塞(りょうほしきようさい)」として知られています。
この「稜堡式要塞」とは、敵からの大砲攻撃に耐えられるよう設計された堅牢な構造を持つ要塞のことです。
その堂々たる威厳に、当時の敵も攻撃をためらったと言われています。
注目してもらいたいポイントは、その壁がサンゴと卵の白身を使用して造られている点で、フィリピンの歴史的建造物の中でも非常にユニークな存在です。
この要塞の建設が始まったのは、約450年前、スペインがフィリピンを植民地化していた時代にまでさかのぼります。
当時、スペイン軍の防衛拠点としてサンペドロ要塞が築かれました。
要塞名の由来は、1565年に太平洋を渡航したスペイン人探検家、ミゲル・ロペス・デ・レガスピ(後にフィリピン諸島の征服者で初代総督)に関連しています。
彼が航海中に乗船していた船の名前が「サンペドロ号」であったことから、この要塞にその名が付けられました。
要塞を上空から見ると、三角形の形状をしているのが特徴です。
1階部分には中庭と展示スペースがあり、フィリピンの歴史や要塞の役割を学べる展示が充実しています。さらに2階部分では防壁の上を歩くことができ、セブの街並みを眺めながら、歴史に思いを馳せるひとときを楽しめます。
観光のハイライトの一つが「Wishing Well(ウィッシングウェル)」と呼ばれる願いの井戸です。この井戸は、コインを投げ込むと願いが叶うと言われ、地元のツアーガイドが特におすすめするスポットです。
井戸は「ママ・メリー」の像の隣に位置しており、願い事を抱える観光客が訪れる人気の場所です。ママ・メリーへの祈りと共に、井戸にコインを投げ入れることで、願いが叶う可能性がさらに高まるかもしれません。
要塞の見学に必要な所要時間は、ゆっくりと回っても1時間ほど。
堅牢で威厳ある姿のサンペドロ要塞は、フィリピンの攻防の歴史を物語る静かな語り部のように、訪れる人々に当時の様子を感じさせてくれます。
以上「サンペドロ要塞」について、アクセス情報や見どころをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
サンペドロ要塞は、フィリピンの歴史と文化を間近で感じることができる貴重な観光スポットです。
堂々たる建築や魅力的な展示は、訪れる人々に過去の物語を語りかけるかのようです。さらに、ママ・メリー像や願いの井戸「Wishing Well」など、訪問の楽しさを倍増させるスポットも充実しています。
セブ島観光の中で、フィリピンの歴史に触れる絶好の機会となること間違いありません。ぜひ一度足を運び、その魅力を体感してみてください。
2008年に28才で会社設立。フィリピン留学専門エージェント「セブ島留学マスター」の運営を中心に、旅行会社や国内留学事業、Web制作事業、通販サイトなども運営。
長年フィリピンに精通していますので留学相談に限らず何でも相談してください。フットサルとキャンプ釣りなどアウトドア全般が好きです。