【2024年最新版】フィリピンでクレジットカードを使う際の利用ガイドと注意点を徹底解説!

公開日:2024-7-19 更新日: 2024-08-06

楽しいフィリピン滞在の前に、日本で準備しなければならないものはたくさんあります。

中でも「お金」は絶対に忘れてはいけないものの一つ。

当然日本円はフィリピンでは使えません。近年日本で一気に普及率が高まっている、PayPayなどの気軽に利用できる便利な電子決済もありません。

フィリピン渡航が初めての方にとっては「いくら持っていけばいい?」「なるべく荷物を減らしたいけど…クレジットカードは使える?」「両替時の注意点は?」などお金に関する不安点は多いことでしょう。

そこで今回は、フィリピン滞在がよりお得に楽しめるクレジットカードやその種類、ATM利用の安全性、支払い時や引き出し時における注意点など、最新のフィリピンキャッシング事情についてご紹介します。

クレジットカードを持っている方、まだ持っていない方、両者どちらにとってもお役立ち情報をたくさんご紹介するので、フィリピン渡航を控えている方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

目次[開く]

フィリピンのクレジットカード事情

フィリピン国旗

どこへ旅行に行くにも極力荷物は減らしたいもの。特に大事な「お金」はなるべく必要最低限に抑えたいと考える方は多いでしょう。

そんな方にとって「クレジットカードが使えるのか」はとても気になるところ。

結論から言うと、フィリピンでクレジットカードは「使えます」

そうとは言っても、セブやマニラなどの都心部ではクレジットカードの利用可能店舗が増える中、ローカルの地域ではやはり「現金主義」が色濃く残っているのが現状です。

特に道端の露店や小さなレストラン、タクシーなどは現金のみなので気を付けましょう。

SMシティなどの大きなショッピングモールやスーパー、セブやマニラのマカティ、グローバルシティ(BGC)などといった都心部では、ほとんどの店舗でクレジットカードの利用が可能になっています。

都心部でショッピングを楽しみたい方にとっては、クレジットカードを2~3枚持ち歩いておけば問題ないでしょう。

ただしいつ何が起きるか分かりませんので、必要最低限の現金は常に持ち歩いておくと安心です。

フィリピンで使えるクレジットカードの種類

たくさんのクレジットカード

フィリピンの銀行が運営するATMでは、日本で発行したデビットカードやクレジットカードを使って現地通貨である「フィリピンペソ」を引き出すことができます。

利用できるクレジットカードの種類は、以下の通りです。

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • UnionPay

以上のクレジットカードでなくても、現地のATMに記載されているカードであれば利用が可能なので、利用するATMを確認してみて下さい。

VISAの場合「Plus」、Mastercard、JCBの場合「Cirrus」というマークが、クレジットカードに付いていれば、海外のATMネットワークに対応しています。

不安な方は、海外キャッシングを利用する場合、お持ちのクレジットカードが「海外ATMに対応しているか」を事前にカード会社に確認しておきましょう。

フィリピン渡航にオススメのクレジットカード

お金に関する色々

フィリピン渡航時にオススメのクレジットカードは「Visa」もしくは「Mastercard」の2択をオススメします。

この2つのブランドは、フィリピンに限らず全世界どこでもほとんどのお店での利用が可能です。

「Visa」と「Mastercard」はフィリピンの国際ブランドのシェア率が圧倒的に高い「2強」となっています。

日本発祥の国際ブランドである「JCB」は、フィリピン国内ではほとんど流通していないのが現状なので「JCB」や「American Express」などの国内シェア率の低いカードは、あくまで「特典用」として持参しましょう。

クレジットカードには、海外旅行で活用できる様々な優待特典が付帯します。

優待特典の例としては、レストランやホテルの宿泊費の優待割引、Wi-Fiレンタル、スーツケースレンタルの優待割引、荷物宅配サービスの優待割引など、特典はクレジットカードにより異なりますが、シーンに応じて最適なカードを使いわけることが可能です。

そのため、フィリピンでの滞在をよりお得に楽しむためにも、「決済用」とは別に渡航時の用途に応じた「特典用」のクレジットカードも持っていくと良いでしょう。

フィリピンにクレジットカードを持っていくメリット

クレジットで支払う様子

現金よりクレジットカードの方が圧倒的に便利&安心

「クレジットカード」を持ち歩く一番のメリットは何といっても、現金を持ち歩くよりも安心安全で身軽ということです。

日本でも大金を持ち歩くのは少し不安な気持ちになりますよね。

知らない土地で、となると現金を持ち歩くことはより一層不安になるでしょう。

クレジットカードはお財布の中でかさばらず、必要な分だけ引き落とすことができるので、荷物が増えがちな海外旅行にとても便利です。

海外ATMから現金を引き出せる&手数料が低く節約に

フィリピンでは日本円が使えないので、現金を使いたい際には現地通貨である「フィリピンペソ」に両替をする必要があります。

両替所の手数料は場所によっては異なりますが、3〜10%程を差し引かれています。例えば1万円を両替すると、約1,000円は手数料で損していることになります。

一方、クレジットカードの海外決済の適用レートはブランドによって異なりますが、1.6〜2%前後と両替所と比較すると負担がかなり軽いことが分かります。

またクレジットカードでは購入金額に応じて、ポイントが還元されるという嬉しいメリットもあります。

クレジットカードは便利ですが、日本よりも普及していないフィリピンでは何かと現金が必要になる場面があります。

フィリピンのATMは24時間稼働していることがほとんどなので、手持ちの現金がない場合にすぐに引き落としできることが、クレジットカードのメリットになります。

海外旅行保険付帯のクレジットカードだとより安心

海外へ渡航する場合、海外保険旅行の加入が求められます。加入には数千円から1万円ほどの費用が必要となり、滞在期間によっては1万円を越える場合もあります。

「費用がもったいない」「どの保険にしようか調べるのが手間…」そんな声も多いでしょう。

クレジットカードの中には無料の海外旅行保険が付帯されていることがあります。適用条件は細かくありますが、海外旅行保険付きのクレジットカードであればより安心ですよね。

クレジットカードの海外旅行保険には、「自動付帯」型と「利用付帯」型の2種類があります。前者はカードを持つだけで保険が適用され、後者は公共交通機関の運賃や旅行代金をカードで支払った場合に適用されます。

カードのランクによって補償金額は異なりますが、年会費が無料のクレジットカードでも十分な保険に加入することが可能です。

すでにクレジットカードを持っている方は、保険についてカード会社に問い合わせてみるなど、今一度保険内容の確認を行いましょう。

クレジットをまだ持っていないという方は、自身の用途に合うものを選択するために、他社との比較検討が大切になります。

注意点としては、クレジットカード付帯の海外旅行保険は、通常最長で90日間の補償期間が設定されています。

3ヶ月目以降の保険は別途加入が必要となるため、その点を考慮して保険の加入を検討しましょう。

VISA付きエポスカードは、渡航前の航空券代や電車代に利用するだけで、海外旅行傷害保険が利用付帯されるので、全世界どこへ行くにも1枚持っているだけで便利&安心なクレジットカードです。

またエポスカードは年会費無料のカードの中ではトップクラスの補償額なので、万一の事態に備えることができます。

フィリピンにクレジットカードを持っていくデメリットと注意点

ATMを利用する様子

ローカルではクレジットカード非対応のお店が多い

前述のように、フィリピンでクレジット決済可能な店舗が増えてきている一方で、ローカルの地域では支払い方法が現金のみというところは多いです。

マニラやセブなどの都市部はクレジット決済が可能になっている場所が多いですが、それでも道端の露店などでは現金支払いを求められることが多くあります。

クレジットカードのみ持ち歩いている場合、現金が必要な時に焦ってしまうので、常にお財布の中には必要最低限の現金を入れておくことを心がけましょう。

スキミングの被害に遭う恐れがある

スキミングとは、カードの記録情報を読み取る犯罪行為のことです。

被害に遭うと、偽造コードをコピーされ、カードを悪用される可能性があります。

被害に遭わないためには「小さい店舗」や「ローカルエリアのATM」で、安易にクレジットカードを使用しないこと、不要な時はできるだけクレジットカードを外へ持ち出さないことが大切になります。

またカード裏面のセキュリティーコードをシールで隠すのも、スキミング対策に効果的です。

少額の不正利用には気付きづらいので、定期的にカードの利用履歴をチェックすることも大切になります。

実際の金額よりも過剰請求される可能性がある

クレジットカードの場合、本来の金額より過剰に金額を請求される場合があります。

現金決済であれば、お釣りなどの返却時に現金の量で気が付きますが、クレジットカードを差し込むだけの決済ではいくら支払ったのかを見落としてしまう可能性があります。

過剰請求の被害に遭わないためにも、必ずレシートと決済の控えの金額を照合しましょう。

また時間や日にちが空いてしまうと、過剰請求をされたことを訴えても日本とは違い、取り合ってもらえない場合もあるので、クレジットカードで支払った後はその場もしくは店内で確認することがオススメです。

ATMでカードが取り込まれる

海外のATMでキャッシング利用のためにカードを機械に挿入すると、稀に「カードが戻ってこなくなってしまった…」という、カードが取り込まれてしまう事態が起きることがあります。

このようなケースが発生した場合、銀行もしくはATMに記載されている番号に直接電話をして、一刻も早く対応してもらうことが大切です。

夜間であると翌朝まで問い合わせができないので、カードが返却されていないまま、一度その場を離れなければならない状況となってしまいます。

なので基本的に夜間にATMの利用はせず、銀行店舗の横に備え付けているATMを営業時間内に利用しましょう。

ATMへのクレジットカード取り込まれや盗難にあった場合に備えて、予備のクレジットカードも持っておくと慌てずにすみます。

もしも自分の身に起こってしまった場合、慌てずにクレジットカード発行会社に連絡し、担当者の指示に従いましょう。

不安な方はクレジットカード会社の連絡先を渡航前など、事前にメモに控えておくといざというときのために安心ですね。

フィリピンのATMで現金を引き出す方法はこちら

まとめ

ATMからお金を引き出す様子

以上、最新のフィリピンのキャッシング事情とクレジットカードについて紹介しましたがいかがでしょうか。

クレジット決済がまだまだ普及していない地域もあるので、訪れる地域や用途に合うものをしっかり検討したうえで、自身にピッタリなクレジットカードを持っていくことが大切です。

全世界どこでも利用が可能な「Visa」もしくは「Mastercard」を持っていればひとまずは安心です。

クレジットカードによっては、使えると思って持って行っても実際に使えなかったり、ATMとの相性が悪く現金を引き出せない場合もあるので、異なるカードを「2〜3枚程度」用意しておくことをオススメします。

クレジットカード会社それぞれに特徴がありますが、内容を隅々まで把握している方は少ないでしょう。

渡航をキッカケに一度自身のクレジットカードについて、保険付帯や優待特典を確認してみる良い機会になるかもしれません。

最新のフィリピンキャッシング事情を踏まえたうえで、安心安全にフィリピンを楽しみましょう。

この記事を書いた人

宮川稔基

セブ島留学マスター代表

2008年に28才で会社設立。フィリピン留学専門エージェント「セブ島留学マスター」の運営を中心に、旅行会社や国内留学事業、Web制作事業、通販サイトなども運営。

長年フィリピンに精通していますので留学相談に限らず何でも相談してください。フットサルとキャンプ釣りなどアウトドア全般が好きです。

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