セブ島留学で留学生が巻き込まれる可能性の高い犯罪TOP3について具体的な被害例をもとに対策を解説

公開日:2022-10-29 更新日: 2022-10-29

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セブ留学も本格的に再開し、2022年の夏はコロナ前を彷彿させる賑わいを見せていた学校ですが、長らく続いたコロナにより貧困層のフィリピン人の生活はより一層苦しくなってきており、財布やスマホなど金品を狙った犯罪が急増してるためこれからセブ島留学を考えている人は事前に犯罪の傾向や対策をしっかり行い留学に挑みましょう。

特にスマホには貴重なデータや日本への通信手段としてほとんどの人にとってなくてはならないものですので紛失してしまうと非常に不便な留学生活を強いられることになります。

今回はアフターコロナの留学で身近に起こりうる留学中の犯罪について実際に起こった具体的な事例をもとに犯罪に巻き込まれない、身を守るための対処法について詳しく解説したいと思います。

この記事を書いた人

宮川稔基

2008年に28才で会社設立。フィリピン留学専門エージェント「セブ島留学マスター」の運営を中心に、旅行会社や国内留学事業、Web制作事業、通販サイトなども運営。

年間300名、累計3,000名以上の留学カウンセリング経験あり。長年フィリピンに精通していますので留学相談に限らず何でも相談してください。

スリ、置き引き

スリ、置き引き

セブ島留学で最も多い被害としてスリ、置き引きが挙げられます。

近年では特にスマホのスリ被害が急増しているため、犯罪に巻き込まれないよう特に外出の際にはしっかりとした対策を行いましょう。

具体的な被害例

  • ジッパー付きのバックパック(リュックサック)を開けられ、財布を取られてしまった。
  • 歩いている時やタクシーから降りた時にストリートチルドレンに囲まれ、小銭を要求されて困っているうちにバッグから財布やスマホを盗まれた。
  • 歩行中にいきなり人に話しかけられ、後ろに気配を感じて振り向くと人が立っており財布が足元に落ちていた(未遂)。

被害を防ぐための対処法

スリによる被害は人が集まる場所で多発しています。できるだけ人込みには立ち入らない、身の回りの貴重品の管理を徹底する。

スリ被害は多くの場合、人から話しかけられ動揺したり、注意力が散漫になっている隙を狙われます。身の危険や恐怖を感じた場合は躊躇せず近くにいる第三者に大声で助けを求めるようにしてください。

その他、以下の点に十分注意をして行動しましょう。

①貴重品は必要最小限に

外出する際にはできる限り最小限の現金のみを持ち歩くように心がけましょう。財布を複数所持したり高額紙幣(1000ペソ)などは靴下に忍ばせておくのもよいでしょう。

②歩きスマホは絶対NG

スリの被害は注意力が散漫になった隙を狙われます。歩きスマホほど注意力が散漫になる行為はありませんので、フィリピンで歩きスマホをする行為=どうぞ財布・スマホを盗んでください、と言わんばかりの行為だという事を肝に念じ絶対にしないようにしましょう。

③自分の目の届く位置に荷物を置く

新型コロナの規制も徐々に緩くなり留学中に外食をする機会も増えてきています。バックやスマホなどの荷物を置く際には必ず自分の目の届く位置に置き、席を外す際には必ず持ち歩くようにしましょう。

睡眠薬・強盗被害

睡眠薬・強盗被害

フィリピンでは昔から睡眠薬を使った睡眠強盗による日本人の被害が後を絶ちません。

具体的な被害例

ショッピングモールや路上で見知らぬフィリピン人から「日本人?私も昔日本に住んでいたことがあるの」「道を教えてほしい」「一緒に食事に行きませんか?」などと声を掛けられます。

大体の場合、共通しているのは親日である素振りをみせて近づいてきます。

その後、自宅に招待されたり、レストランで食事に行き、提供された飲み物を飲んだ後に意識を失い、気が付くとホテルで寝ており、ポケットの財布、スマホ、貴重品がなくなっていた。

被害者の多くは、「裕福そうな現地の方」、「年配の優しそうな女性」、「とても人を騙すような人には見えなかった」と口を揃えて言います。

また一度応じてしまうと、自分だけ食べない、飲まないといった選択が難しい状況になるため犯罪者はかなり巧みに被害者の心理を突いてくるものと考えられます。

被害を防ぐための対処法

当たり前の事ではありますが知らない人に話しかけられても応じない事です。

土地勘もない異国の地で知らない人に声を掛けられて自宅や食事に行く行為そのものが非常に危険です。
日本に住んでいたとか、日本語で話しかけられると、つい気を緩めてしまう方が本当に多いため注意してください。

余談ですが、当社セブ島留学マスターのカウンセリングスタッフと学校視察に訪れスタッフと別行動をしており合流した際に、スタッフに「さっき年配の女性から話しかけられ食事に誘われたので一緒に行きませんか?」と言われたことがありました。

勿論、即答で「行くわけがないだろう」と返答しました。彼は「いい人そうでしたよ」と最後まで疑う素振りがありませんでした。

彼は20代の若いスタッフでしたが欧米圏での長期留学経験もあり海外での生活にも慣れているが故だったのかも知れませんが、このように睡眠強盗を試みる犯罪者は決まっていい人そうであるという特徴があります。

睡眠薬の大量摂取は体に重大な影響を及ぼす可能性もある物質です。知らぬ人物から誘われても、簡単に同行したり提供を受けた飲食物に口をつけたりしないよう十分に注意してください。

タクシー、Glabでの強盗

タクシー、Glabでの強盗

フィリピンでは流しのタクシーよりナンバーや料金、目的地までの時間の目安が確認できることから比較的安全なGlabタクシーを使った移動が主流ですが、最近では旅行者や留学生からいくつか被害報告が見られるためGlabを使ってるから安心と思い込みをせず十分に注意をして利用しましょう。

具体的な被害例①

夜間、Glabタクシーを予約し、待ち合わせ場所に向かう途中に前方から一台のタクシーが近づき停車したため、行先を告げるとGlabタクシーより安くするよと言われ、危険に感じつつも応じて乗車。

行先を確認したいとスマホを見せると、その瞬間にスマホを強奪されナイフを首元に突き付けられ財布を要求される。

財布を渡し、スマホは返してもらえないか交渉し何とか取り戻すことができた。

被害を防ぐための対処法

今回のケースですは直接Grabタクシーを利用しての被害ではありませんが、予約をした車両なのかナンバーをしっかり確認する事が重要です。

また最近では偽Grabタクシーなども確認されているため自分が予約した車両以外には絶対に乗車しないように注意しましょう。

セブ島留学中の犯罪被害についてまとめ

年々、少しずつではありますがフィリピンの治安は良くなってきているように思えますが、まだまだ日本のような安全な国と同じ感覚で生活、行動をしてしまうと思わぬ被害に遭遇してしまう事が考えられます。

近年では特にスマホのスリや強奪事件が多発しています。iphoneの最新機種だと20万円を超えるモデルも多くフィリピン人の平均給与に換算すると数ヶ月分に値する高価な品ですので狙われても仕方がないともいえます。

上記で記載した内容は実際に留学生や旅行者に頻繁に発生している犯罪例ですので海外だからと気を緩めることなく英語を学びに来たという目的を見失わず羽目を外さないように留学生活を送りましょう。

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