投稿:2024/11/15 教員(40代/女性) 留学期間:5週間
フィリピンは、他国に比べてマンツーマンレッスンが多いので、短期間で英語力を高めるには最適な国だと思ったからです。
それに加えて、食事・掃除・洗濯のサービスが含まれているので、学習に集中できる環境が整っていると思いました。
まず、日本人スタッフがいてくださったことはとても心強かったです。
現地の情報に詳しいし、困ったことをすぐ相談することができて助かりました。LINEで即対応ができました。
現地のスタッフも親切でしたし、お部屋の掃除が丁寧で、安心して生活できました。何より、食事が美味しかったことがよかったです。
私はIELTSコースを受講しました。マンツーマンクラスが4技能それぞれ1時間ずつと、グループレッスンが2時間という時間割でした。
◎4技能のそれぞれについてマンツーマンで授業を受けられたこと。
◎IELTS初心者なので、教科書に沿って、スモールステップで教えてもらえる授業は、その授業で何を得ることができたかが明確でよかったです。
◎オプションコースのボキャブラリークラスが、毎日語彙を増やすことができて楽しかったです。
△IELTSについての知識が全く、目標スコアが曖昧なまま授業を始めてしまったので、IELTSの内容を理解するために数時間使ってしまい、もったいないことをしました。 具体的な目標を先生と共有できると、毎時間の授業内容をもっと濃くできたと思います。
△閑散期だったため、グループレッスンの生徒が自分を含めて2人しかいなくて、グループレッスンの意味があるのか悶々とした日々を送ってしまいました。
△たまにですが、50分の授業の内、40分読解問題やライティングをして、その間、先生が待っているという授業があったり、日常会話が始まるとなかなか授業に入れないことがありました。
私は長期留学ではなかったので、ちょっともったいないと思ってしまいました。自分でできる課題は寮で済ませたいと先生に伝えて内容を変えてもらったこともあります。
最初は「質の高い先生」の定義がよくわかりませんでしたが、留学の期間や目的によって、どんな先生が質が高いと感じるかは違うということがわかりました。
楽しくおしゃべりしてくれる先生がいいと感じる人もいるし、ビシバシ指導してくれる先生がいいという人もいます。
自分にとっては、5週間という限られた時間の中で、1時間ごとの到達目標を明確にして指導してくれる先生を質が高いと感じました。
どの先生もフレンドリーでよい先生ばかりでしたが、IELTSに特化すると、やはり経験値の高い先生は、指導力が高いと感じました。
近くの教室の音がどうしても聞こえるので、リスニングの練習をしているときは少し困りました。
それから、冷房の設定温度が低くてどうしても寒すぎるときは、別の温かめの教室に移動させてもらいました。
大学付属の学校なので、大学内のフードコートやカフェが利用できたり(町中の店より安い!)、地元の学生さんたちの様子が見られるのも楽しかったです。
交通量の多いメインストリートを渡るときに、いつも車を止めて渡らせてくれるチャーミングなおじさんがいました。
いわゆる、ザ学生寮といった感じでした。閑散期で3人部屋を1人で使えたので、広々していてよかったです。
近くの部屋でドアを開けて過ごす国の方がいるので、音が気になることはありました。
自分は問題なく過ごせましたが、すごく神経質な方は高級路線の学校を選んだ方がよいと思います。
スタッフがまめに清掃してくれますし、エアコン、扇風機、冷蔵庫がそろっていました。天候の影響で停電になることがまれにありますが、復旧は早かったです。冷水、水、お湯がいつでも使えたのも便利でした。
ジムが使えると期待していましたが、老朽化が激しく、手入れもされていなかったので、結局使えず残念でした。
その他は、細かいことをあまり気にしなければ、快適に過ごせると思います。同時期に入学した日本人の学生さんが、小さなことに動じず楽しもうとされる方だったので、自分も「まあ、こんなこともあるよね」と日本との違いを楽しんで生活できました。
寮内のWIFIは、たまに遅いとき、つながらないときがありましたが、基本的には問題なく使えました。
まあ、いつか繋がるだろうくらいに考えて、気にしないようにしました。実際、ちゃんと復旧しました。
韓国資本の学校なので、韓国料理が基本メニューでした。私はそもそも韓国料理が大好きで、どの食事もおいしくいただきました。
キムチやチヂミ、わかめスープなど、とてもおいしかったです。ご飯はどうしても日本米の方がおいしいです。
ご飯がちょっとなと思う時は、スープの中に入れて、おじやのようにして食べました。食事が合わないときのためにふりかけのような物を持っていきましたが、必要ありませんでした。
近くの学校の生徒だった知り合いが、そちらの学校は食事がおいしくなくて、外食ばかりしていると言っていたので、おいしい学校に来られてよかったと思いました。
自分ははじめから留学期間は学習に集中しようと決めていたので、終わってからの旅行を計画しておきました。
マングローブの植樹や孤児院訪問など学校主催のアクティビティに参加したかったのですが、閑散期で学生の人数が少ないため、すべてキャンセルになってしまい、残念でした。
授業後や週末は、宿題や語学学校以外の勉強をして過ごすことが多かったです。
一日中授業に集中して取り組むと、結構疲れました。疲れが残ったり、寝不足だったりすると、翌日の授業に全然集中できなくなってしまうことがわかったので、なるべく早く寝るようにしました。
バコロドについてお話しすると、バスや飛行機で少し足を延ばせば、ダイビングやスノーケリングで有名なスポットがたくさんあります。
私は、普段はなるべく無駄遣いをしないようにして、オスロブ・モアルボアル・ダーウィンでダイビングを楽しみました。
先生たちは日本語が話せるわけではないので、少なくとも基礎英語はマスターしておいた方がよいとは思います。
けれど、他国で、かなり英会話ができない生徒さんたちも頑張って勉強されていたので、何よりやる気が一番大切だと思います。
生活用品については、いろんな方が言われていますが、基本的に現地でなんでもそろいます。
Ieltsについて、もっと知ってから行けばよかったとは思います。なんとなく行ってしまうと先生となんとなくおしゃべりして終わってしまうので、将来の目標が明確な方がよいと思いました。
10・11月は閑散期で日本人生徒は、自分を含め3人、全体でも20人程度でベトナム人が一番多かったです。
閑散期の方がよいと思っていたのですが、事前に学校の特色として楽しみにしていた週末のスクールトリップや、2時間のオプションクラスが受けられなかったので、事前にそれは知っておきたかったと思いました。
オプションクラスは自分で学生さんたちに声をかけて、人数を集めて開始してもらいました。主体的に過ごせてよかったと思います。
食事の時間は、異なる国籍の方々を英語で話すよい機会でした。素敵な先生、生徒さんとも出会えて、たくさんの刺激をいただきました。
語学習得という点では、5週間で英語ぺらぺらなんて無理!!ということを痛感しました。しかし、毎日ものすごく頭を使って自分なりに努力できたので、留学できて本当によかったです。これからも勉強を続けていきます。
国ごとや、年代で、なんとなくグループができていたので、それをさみしく感じるときもありましたが、自分から声をかけて寮でも英語で話せる機会を増やせるようにしました。
授業に対する意気込みも、学習のペースも、人によって違うので、留学の目的や目標を明確にしておくことがとても大切だと思いました。
どんな一日、一時間の授業にするかも、自分の働きかけによって大きく変わります。いろんな方が言われていますが自分次第です。
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