カルボンマーケット徹底解説|セブ島最大級市場の治安・注意点・おすすめ情報まとめ

公開日:2024-11-18 更新日: 2024-12-24

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Carbon Market(カルボンマーケット)

フィリピン・セブ島にある「カルボンマーケット(Carbon Market)」は、セブ島で最も歴史ある市場の一つであり、ローカルな雰囲気を楽しむのに適した場所ですが、一部の情報では治安に注意が必要な場所として紹介されています。

そのため、セブ島に留学や旅行を予定している方の中には、「カルボンマーケットに行ってみたいけど、治安が心配」という不安を抱える方も少なくありません。

しかし、カルボンマーケットは地元の人々が生活用品や食材を買い求めるリアルな日常が垣間見られる場所で、セブのローカルな雰囲気を味わいたい方には非常に魅力的なスポットでもあります。

観光名所として訪れる外国人も増えており、安全に楽しむためのポイントを押さえていれば、フィリピン・セブ島ならではの貴重な経験ができます。

この記事では、「カルボンマーケットに行ってみたいけれど、治安はどうなのか」「実際に行ってみたらどんな雰囲気だったのか」「おすすめのエリアや注意点は何か」といった、初めてカルボンマーケットを訪れる方に役立つ情報を詳しくご紹介します。

訪れる際の安全対策やおすすめの時間帯、マーケット内で試してみたいローカルフードやお土産スポットの情報、注意すべきエリアやトラブルを回避するためのポイントについても詳しく解説しますので、安心して観光を楽しむための参考にしてください。

Carbon Market(カルボンマーケット)の基本情報

Carbon Market(カルボンマーケット)の基本情報
店名Carbon Market(カルボンマーケット)
住所59 M. C. Briones St, Cebu City, 6000 Cebu, Philippine
営業時間早朝-18:00
電話番号-
定休日なし

カルボンマーケットのアクセス

カルボンマーケットのアクセス

カルボンマーケットはフィリピン・セブ市の中心部に位置し、海沿いの貧困地区の近くにあります。

フィリピン・セブで有名なサントニーニョ教会マゼランクロスから歩いて行ける距離なので、公共交通機関や自家用車、さらには徒歩で簡単にアクセスできます。

マクタン島のセブ・マクタン空港からは車でだいたい1時間くらいで到着します。

タクシーで「Carbon(カルボン)」と伝えれば確実に分かります。ジプニーもたくさんあるので、セブシティのどこにいても1本で行くことができます。

カルボンマーケットってどんなところ?

セブオーシャンパークってどんなところ?

フィリピン・セブの「カルボンマーケット(carbon market)」は情報サイト・観光雑誌でも「セブで一番危険な場所」と紹介されており、市内ツアー観光でもバスの「車窓から」の注意書きが付いてしまうほどの禁足地です。

その反面セブ市民からは「セブの台所」と呼ばれるほど、新鮮な魚や野菜や果物はもちろん、日用品やお菓子、調理道具、観光客へ向けた手作りの工芸品といったものまで何でも揃う、地元市民に愛されるセブ島最大級のローカルマーケットです。

日本のマーケットに比べると安全性には劣りますが、ローカルな雰囲気を味わうには最高の場所です。

また2021年にはカルボンマーケットの再開発計画が発表され、2023年から段階的に工事が進められています。

再開発後のカルボンマーケットは、以前に比べると快適で安全に買い物ができる施設となりそうですね。

カルボンマーケットの名前の由来

地元市民によるとカルボンマーケットの「カルボン」は「石炭(カーボン)」にちなんで名付けられたそうです。

セブ鉄道から運ばれてきた石炭に由来する説と19世紀にこの場所に石炭の燃え殻が捨てられたという説があるとか…。

カルボンマーケットに実際訪れてみた治安は?注意点を解説

カルボンマーケットの治安

カルボンマーケットの治安

記事冒頭でもお話しした通り「セブで一番危険な場所」という言葉があるように、カルボンマーケットはセブの中でも一際目立って犯罪が多い場所として知られています。

実際に現地のタクシーにカルボンマーケットまでお願いしたところ、危険性を考慮した上で断られてしまう場合もあるそうです。

地元住民が多く集まるセブ最大級のマーケットということもあり、ローカルな雰囲気を味わったり、セブ市民の日常生活のひとコマを見ることができるので、行ってみたいと思う方はたくさんいらっしゃるでしょう。

実際に車窓からカルボンマーケットの様子を見ましたが、手を振ってくれたり挨拶をしてくれるなど、マーケットにいるフィリピン人は陽気で楽しく、想像していたよりも怖い雰囲気は感じなかった一方、カルボンマーケットの周辺はピリピリとした雰囲気を感じ、少々緊張しました。

マーケットでは訪問者に対するさまざまな反応があります。中には慣れない観光客を観察しているように感じる場合もありますが、これは地元のマーケットでよくあることで、特に敵意があるわけではありません。

また、路上での物売りや物乞いをするストリートチルドレンがかなり多いという印象を受けました。

大手旅行会社は、車窓から見るだけのカルボンマーケットツアーを提供しているそうで、実際に車から降りてマーケットを案内した・セブに詳しくない観光客だけでマーケット周辺を散策していたといった際に、貴重品を盗られてしまった方々がたくさんいらっしゃるそうです。

日本人観光客は特にフィリピンの人々からするとお金を持っているイメージがあるので、スリや窃盗といった犯罪でどうしても狙われやすいようですね。

フィリピンは銃の所有が合法化されているため、トラブルを避ける行動を心がけることが重要です。ただし、観光客が巻き込まれる事例は稀であり、冷静な行動を心がければ安全に楽しむことができます。

せっかくリゾート地に遊びに来ている・留学に来ているのですから、怖い経験は絶対にしたくないですよね…。

ローカルな地元の市場に魅かれる気持ちはとても分かりますが、お金やスマホなど大事なものを盗まれる可能性を考慮したうえで慎重に判断し行動しましょう。

次にカルボンマーケットでの注意点を簡単にまとめました。

カルボンマーケットでの注意点

カルボンマーケットでの注意点

カルボンマーケットを訪れるには以下の点に注意して行動しましょう。

  • 身の回りの大事なものはカバンから出さない・持ち歩かない
  • 最低限の現金だけを持参
  • 貴重品は基本的にホテルのセーフティボックスに預ける
  • 価格交渉をする際は、高額の紙幣を見せないように注意
  • 派手な服装や高価なアクセサリーは避ける
  • 常に身分証明書を携帯する
  • 地元の文化と習慣に敬意を持って行動する
  • 緊急時には、最寄りの警察署や治安機関に連絡
  • 買い物時は値段を店員に聞く→1kgあたりの値段を教えてくれる

カルボンマーケット各エリア徹底解説

カルボンマーケット各エリア徹底解説

カルボンマーケットは、「セブ最大級のマーケット」「セブの台所」と呼び名が付くほど大きく、1909年の誕生から今年で114年を迎えるとても歴史のある市場です。

早朝から営業しており、採れたて新鮮な野菜や鮮魚、精肉、果物といった食品だけではなく、日用品や手工芸品など様々なものが売っており、セブのスーパーマーケットなどにも卸されているため、とても安く購入することができます。

その日に漁で取れた魚が多く売られているので、セブでレストランなどを経営してるほとんどの方々はここ「カルボンマーケット」に買い付けに来るそうです。

ちなみに、ダンボールなどに手書きで値段を書いてくれているお店もありますが、値段提示をしていないお店が多いので、店員に聞く必要があります。

基本的に英語が通じるので「How mach?/いくらですか?」と尋ねると1kgあたりの値段を教えてくれます。

本来例えば150PHPを「One hundred fufty(ワン ハンドレット フィフティー)」と言うところを「hundred(ハンドレット)」と省略されることも多いそうなので、注意してください。

その後、どのくらいの量が欲しいのかを伝えるときは以下のように伝えてください。

  • 1kg→「One kiro (ワン キロ)」
  • 500g→「Half kiro(ハーフ キロ)」
  • 250g→「One four(ワン フォー)」

ちなみに1/4を「One quarter(ワン クォーター)」と言うところ、現地では「One four(ワン フォー)」と言うフィリピン人も多いそうです。

異なる伝え方でも通じますが、ワンポイントとして抑えておくと良いでしょう。

それではカルボンマーケットの上空図を参考に、エリア別で徹底解説していきます。

鮮魚エリア

鮮魚エリア

カルボンマーケットの一番西側に位置する建物は精肉エリアと鮮魚エリアに分かれています。

その建物の南側(海側)が鮮魚エリアとなっています。

ここではその日に漁で取れた新鮮な魚が多く売られているので、レストランなどを経営してる方々が必ずここに買い付けに来ます。

早朝は豊富に魚が売られていますが、昼近くになるとほとんど売り切れてしまうので、魚を買いたいと思っている方は早朝に行く必要があります。

精肉エリア

精肉エリア

鮮魚エリア(海側)の反対側、建物の北側を精肉エリアが占めています。

ここでは大きい包丁で豚を解体していたりもするので、生臭い匂いも充満しています。豚の頭なども売っているので苦手な方は入らない方が良いかもしれません…。

青果エリア

青果エリア

鮮魚・精肉エリアの2つ隣の建物が、南側は野菜エリアで北側は果物エリアになっています。

野菜エリアはカルボンマーケットの敷地の中でも最大のエリアとなっており、日用品エリアと果物エリアの間の道、両サイドにも野菜が充実しています。

そこから奥に進んでいくと、そちらにも野菜エリアがあります。

同じ野菜でも場所によって若干値段や大きさが異なりますので、比べながら購入することをオススメします。

また現地の日本人によると、kg(キロ)単位での購入になると使い切ることも大変で、近くのスーパーで購入する方が安かったという場合もあるそうなので、注意ですね。

特に一人暮らしやフィリピンへ留学で訪れて自炊をする場合などは、スーパーで購入する方が安く済む場合が多いそうです。

そして気になる果物エリアでは、フィリピン原産のバナナ、マンゴー、パイナップルなどを中心にシーズンによってランブータンやマンゴスチンなど日本ではあまり見かけない、様々な果物を購入することができます。

フィリピンのマンゴーは日本のマンゴーのような繊細な甘みというよりも、ダイレクトに伝わるしっかりとした甘みが特徴で、とても美味しいです。

またオススメなのは、甘いバナナです。

フィリピンといえばバナナというイメージがありますが、カルボンマーケットで売っているバナナは一味違います。

その違いは値段にあり、1kgあたりPHP10〜15ほどで販売しており、日本円で言うとなんと約30円!驚きの価格ですよね。

ただし安いには理由があり、「房状ではなくバラ売り・食べごろになっても緑色・見た目があまり良くない」といったところですが、確実に日本で食べるバナナよりも、太陽の光を充分に浴びて育った現地のバナナなので、果物とは思えないほど甘く、スイーツを食べているかのような感覚でとても美味しかったです。

カルボンマーケットに行く方は、是非チェックしてみてください。

日用品エリア

日用品エリア

鮮魚、精肉エリアと青果エリアに挟まれた、真ん中の一番大きい建物では日用品や手工芸品、お菓子、花などが1階で売られてあり、2階にはローカルフードを販売する小さな出店とイートインスペースが設けられています。

鮮魚・精肉・青果エリアを訪れる人々が圧倒的に多いので、イートインスペースは比較的空いており、マーケットでお買物疲れをした、小腹を空かせた方にはとっておきの場所です。

現地に住む日本人によると、鮮魚・精肉・青果エリアはどうしても匂いが気になるが、花エリアは唯一の癒しエリアだそうです。

海外特有の色鮮やかで美しく良い香りのする花々も、マーケット散策には外せませんね。

その他

その他

青果エリアの右斜め上あたりの場所に、北へさらに長く販売エリアが続いています。

ここでは他のエリア同様に野菜や果物も売っていますし、卵や干物、衣服類、お菓子や鶏をそのまま販売しています。

このエリアにはフィリピンならではの掘り出し物がたくさんありそうですね。

まとめ

まとめ

以上、カルボンマーケットまとめでしたがいかがでしょうか。

セブ最大級の大きさを誇るマーケットということもあり、実際に訪れて全て回って見るというのは難しいかもしれませんが、要点を抑えて効率的に見て回ると、セブ市民の日常生活のローカルな部分を見ることが出来ますし、とても楽しいです。

ただし、日本に比べると犯罪も多いのは事実なのでカルボンマーケット初心者さんや少しでも不安のある方は、フィリピンに詳しい方と一緒に行くのがベストです。

圧倒的に多いのはスリの被害なので、財布・スマートフォン・パスポートは事前にホテルの金庫にしまっておくか、口の閉じるカバン(チャックで閉められるもの)にしっかりと入れて肌身離さないようにしてください。

貴重品や大切なものは、事前に安全な場所に保管し、訪問中は最低限の荷物で行動することをおすすめします。観光客として安全第一を心がけ、周囲の環境に注意を払いながら行動しましょう。

カルボンマーケットでは夜にナイトマーケットも開かれるそうなので、気になる方は是非チェックしてみてください。

この記事を書いた人

宮川稔基

セブ島留学マスター代表

2008年に28才で会社設立。フィリピン留学専門エージェント「セブ島留学マスター」の運営を中心に、旅行会社や国内留学事業、Web制作事業、通販サイトなども運営。

長年フィリピンに精通していますので留学相談に限らず何でも相談してください。フットサルとキャンプ釣りなどアウトドア全般が好きです。

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