更新日: 2024-10-11
セブ島での親子留学はアメリカやオーストラリアでの親子留学と比較すると費用も抑える事ができ、2024年時点では成田、関西から直行便が運航している事もあり日本から4-5時間で気軽に行ける事も魅力です。
特に夏休み時期の人気は相当で、前の年末には一部の学校は満室、年明け早々には主要の学校は満室になる傾向になっています。
しかし、幼少期のお子様にとってセブ島での親子留学の経験がプラスとなるか、はたまた失敗になってしまうのか、はお母様が最も気になる点だと思います。
今回は息子が5才、娘が3才の時に実際にセブ島で親子留学で失敗し、現在は年間で100組近くの親子留学相談をしている私の経験談も交えながら「失敗しない親子留学」について解説をしていきたいと思います。
セブ島で親子留学をする最大のメリットは「子供が英語に興味を持ってくれる」だと思っています。
実際にセブ島へ留学した方からお話を聞かせて頂くと、「レストランで子供が自分で英語でオーダーして驚いた」や「ジンベイザメと一緒に泳いだのが楽しかった」などアクティビティの面でも楽しめるのがメリットです。
英語に興味を持つ、好きになってくれると子供達は帰国後に熱心に英語学習をしてくれることになるでしょう。オンライン英会話をはじめたり、毎年のようにセブ島留学に行き中学生になればジュニアキャンプに参加し、高校生や大学生になればIELTSを学習し海外の大学へ進学するというケースも珍しくありません。
英語が全てだとは思いませんが、将来の選択の幅は広がるのは確実です。
SNSの浸透によりたった数秒で世界中に最新の情報が発信される時代になりましたが、英語が分からない日本人は誰かが翻訳してくれるのも待つことになります。
社会人になりよりグローバルに生きて行かないといけない今の子供たちにとって、やはり英語ができる、できないは大きな差になってくると思いますのでできれば早い段階で英語に興味を持ってもらう事が大事だと私は思います。
前置きが長くなりましたが、ここからは具体的によくある失敗例を挙げていきたいと思います。
セブ島での親子留学の失敗例として最も多いのが学校選びだと思います。私がそうでしたから。そこは自信を持ってそうだと言えます。
今は当社(セブ島留学マスター)を始め、セブ島留学で有名なエージェントは手数料が無料なので基本的にはエージェントを使った方がお得です。
ただ、全てのエージェントが、お子様1人1人の性格や年齢、英語レベルに合った学校をお勧めできているかと言えばそうではないと思います。
カウンセラーの多くが20代の女性で子育ての経験はないですし、親子留学を実際に経験したことのあるカウンセラーは本当に少ないのが現状で、紹介する学校もほぼ決まっていることがほとんどなので注意しましょう。
できれば親子留学に強い留学エージェント複数に相談したり、気になっている学校の口コミなどをオンラインやyoutubeなどでチェックしてみるのがよいでしょう。
多くの場合、「学校に日本人スタッフがいない(またはサポートが手薄)」、「マンツーマンレッスンしかない」この2つが原因で失敗となるケースです。
次にセブ島での親子留学の失敗したと感じる点は学校に日本人スタッフがいなくて困った、です。
学校に日本人がいないとどのような時に困るかというと、色々あるのですが一番は「子供が病気になった時」です。
環境がいきなり変わり、食べ物も水(フィリピンは硬水)も日本とは違います。大人でも大半の方は留学中に一度は体調を壊す方がほとんどです。
これは実際にあった例ですが、お子様が夜中に痙攣を起こし救急搬送された。幸いにもこの学校には日本人スタッフは居ましたが、病院へは自分だけで行き、英語のため病名もよくも分からずパニックとなり、お子様は緊急入院、その後に緊急帰国し、日本の病院でやっと判明した病名は「細菌性髄膜炎」でした。
幸いにも大事には至りませんでしたが日本でも聞きなれないような病症に異国の地でなってしまった時のお母様のショックは計り知れないものだったと思います。
留学前にその学校のサポート体制を確認すること、留学エージェントは緊急時にどのようなサポートをしてくれるのか、といった点を確認しておくのがよいでしょう。
これについては子供の性格や年齢、英語レベルにもよって異なり、もしお子さんが小学生で英検準2級以上を持っていて、社交的で物怖じをしない性格であれば当てはまりません。
私の息子はやや大人しい性格で、どちらかと言えば新しい事に積極的な子供ではありませんでした。
マンツーマンレッスンは本当に嫌だったようで「何を話したらいいのか分からない」と泣いてばかりでした。その時のフィリピン人講師は大学卒業したてのとても若い先生で子供に英語を教えた経験がなかったであろう点も原因だと思います。
その息子ですがグループレッスンは日本人のお友達と一緒になって、それはそれは楽しそうにレッスンを受けていました。
私はよくカウンセリングでお母様に「日本語もいいので個室で1対1で1日5時間も6時間も人と話せますか?」とお伺いしています。
大人であっても大変ですし、ましてや英語でほとんどボキャブラリーもない子供にやらせるのはあまりお勧めではありません。少なくとも英語を好きになってくれるとは思えません。
アメリカやオーストラリアなども親子留学は人気ですが費用が高すぎるのがネックです。
しかしフィリピンもコロナ以降長引く円安や景気好調が続くフィリピンでは毎年10%近く物価が高騰し続けており安いとはいえそれなりの留学費用が必要です。
できるだけ留学費用を抑えたい場合は、学費の安い学校を懸命に探すのも大事ですが、それ以上に「出来るだけ早く計画し航空券を買う」が最も費用を抑える方法となります。
セブ島へは飛行機に乗れば4-5時間で行けますが、文化やインフラ生活環境は日本とは全く違ったものとなります。
一例として以下のような点について留学前とのギャップを感じている方が多いようです。
これらをよく知っておかないと、現地でフラストレーションが溜まりますし高いお金を払って満足ができない結果につながったという事に発展しかねませんので最低限のフィリピンという国に関する情報はチェックしておきましょう。
セブ島での親子留学の人気はコロナ明けの2022年以降凄まじく、人気のある学校やyoutubeやネットでの露出が多い学校は前年度内に翌年の夏休みの受付が終了してしまう事も珍しくありません。
皆様が思っている以上にセブ島での親子留学は人気化しています。
「希望している学校に行けなかった」という事にならないように前もっての留学計画がお勧めです。
尚、セブ島にあるCPIやCLC、セブイングリッシュスクールなど夏休みの申し込みが難しい学校は出発の1ヶ月前まではキャンセル代が無料ですのでリスクなく申し込むことが可能です。(※但しエージェント規定のキャンセル代には要注意です。セブ島留学マスターでは全ての手数料を無料で手配しております。)
親子留学にお勧めの学校や、各学校の空室状況などは以下のページより確認することができます。
できれば快適に生活したい。インスタに海外で留学している様子や豪華な食事を載せたい。
お気持ちは分かりますが留学本来の目的は「お子様の成長」かと思います。肝心の学習プログラムについて情報収集や確認を怠らないように注意しましょう。
施設はよかったが英語学習のプログラム内容はよくなかったという意見をよく聞きます。
日本と比較するとどうしても生活水準が下がってしまうのはある程度受け入れをしたうえで学校を選んで頂くのがよいと思います。
留学計画が遅くなると航空券代が高くなり、少しでも費用を抑えるために経由便のフライトを買って失敗したというケースもあります。
小さいお子様と一緒の海外はできる限り直行便利用がお勧めです。経由便だと遅延した場合に乗り継ぎができなかったり、結構になった場合の対処も大変です。
セブ島に到着してからも学校やホテルまでの移動が必要でお母様、お子様のどちらにも大きな負担になります。
できるだけ早く(夏休みに検討の場合は前の年の年末まで)航空券を予約、購入することによりキャンセル時のリスクはあるものの費用面では大きなメリットがありますのでできるだけ早く航空券の手配をしておきましょう。
【旅行会社が徹底解説】セブ留学で航空券選び方と注意点について
やはり実際に留学を経験した人の意見は貴重です。自分が気になっている学校の体験談などは申込み前にチェックしておいた方がよいでしょう。
親子留学の場合、同じような年齢や英語学習状況を持つご家族の体験談を参考にしてみるとよいと思います。
職業:主婦 留学目的:子供に英語を好きになってもらいたかった
きっかけは友人が数年前に子供とふたりで海外の英語サマーキャンプに参加したよ!という話を聞いて夫に相談したら夏休みのセブ島留学に快諾してくれたからです。すごく楽しくて初めての親子留学でしたが、毎年行きたい!と思える経験でした。
毎週金曜日はアクティビティdayで先生と一緒に遊びに行けるのも魅力でした。真夜中に体調が悪くなった時も学校の体制がしっかりしていてスムーズに病院で受診することができました。
こちらの方の体験談の続きはこちらから
セブ島留学マスターでは、未就学、小学生、中学生などのお子様を持つ親子留学のみの体験談を以下に掲載していますので参考にしてみてください。
またGoogleレビューでも沢山の親子留学のご家族からご意見を頂いておりますのでこちらもチェックしてみてください。
せっかく海外に行くのだから日本人以外の人とも交流させたい。
その通りだと思いますが、外国人と英語で交流できるには「基礎英語力が必要」です。英検だと3級ぐらいは持っていないとHelloやGood byなどの挨拶ぐらいしかできない可能性が高いです。
むしろ同じぐらい日本人のお子さんと交流し、帰国後も交流を続け英語学習の状況を保護者の方も一緒になって刺激を受ける方がメリットは多いと思います。
もしお子さんが英語力の経験が浅く初めての海外留学なのであれば日本資本の学校をお勧めします。
韓国資本と比べると施設面では劣る事が多いのですが、日本人が運営に関わっているため、学習プログラムの内容や柔軟性、細かいサポートには日本人が経営している学校に分があります。
前述の病気になってしまった場合は、ちょっとした困った時にもサポートをしてくれる環境だと安心して留学生活を送る事ができると思います。
また学校スタッフだけでなく、同じ親子留学できている日本人が沢山いるという点も安心材料になると思います。
子供が「行きたくない」と言っているのであれば無理やり留学することはお勧めしません。
どうしても「勉強」というワードが出ると拒否反応が出てしまうお子さんも多いと思いますので、セブ島だとアイランドツアーやジンベイツアー、水族館やサファリなど子供も楽しめる観光地が沢山ありますので、子供の興味があるものからアプローチをしていくのがよいでしょう。
できればお母さんはお子様のサポートを中心にするとよいと思います。
具体的にはレッスン後には1日の振り返りをして、嫌だったことや、英語学習について分からない点等を聞いてあげる、放課後にはプールやキッズルームなどリフレッシュできる環境を用意してあげるなどです。
もし私の息子のように、どうしてもマンツーマンが嫌だ、という事でしたらお母様が付き添ってあげる(※事前に対応してくれる学校を選定)、兄弟で参加しているのなら兄弟でレッスンを受けさせてもらう、いっそ休んで子供が行きたいところに連れて行ってあげるなどの寄り添いの姿勢が大事になってきます。
今はネットやSNS、youtubeなどで簡単に情報が収集できるようになりましたが、実際のリアルな情報、特にネガティブな情報はなかなか入手しづらいものです。
セブ島で治安が悪いエリアはどこなのか、どのような犯罪が多いのか、どの学校が自分の子供に合ってるのか、航空券はいつ取ればいいのか、などなど、確認しないといけない問題が山積みです。
今はLINEのやり取りのみといったお客様も多いのですが、親子留学の場合は一般の留学と比べて確認をしておいた方がよい事も多いためzoomなどでセブ島に詳しい複数のエージェントに話を聞いてみるのがお勧めです。
今回はセブ島での親子留学で失敗しないための方法についてややネガティブな情報を交えて解説をしましたが、ほとんどの失敗例については事前に情報を知っておくことや、早めに留学計画を立てる事により防ぐことができます。
失敗例や後悔したケースもありますが、全体的にはセブ島での親子留学の満足度は非常に高く、ほとんどの方が「また行きたい」とおっしゃっており、当社でもリピートする方が1-2割近くいらっしゃいます。
親子留学の場合は自分一人ではなく家族全員のサポートを保護者がしなければならないため負担も多いため、当社のようなセブ島留学に精通しているエージェントに一度ご相談されることをお勧めします。
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