一度は行きたいフィリピンにある世界遺産6つを紹介!

公開日:2021-12-23 更新日: 2022-02-27

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フィリピンにある世界遺産について

フィリピンには現在、ユネスコに登録されている6つの世界遺産があります(世界文化遺産が3つ、世界自然遺産が3つ)が、留学や観光地として有名なセブ島には残念ながら世界遺産はありません。

今回はセブ留学や旅行中にフィリピンを訪れた際に是非行っていただきたいフィリピンにある6つの世界遺産についての特徴やアクセス方法について解説をしていきたいと思います。

フィリピンのバロック様式教会群(世界文化遺産/1993年登録)

フィリピンは1571年から1898年の300年以上の長い間(日本の歴史では戦国時代~明治中期まで)、スペイン統治時代があり言語、宗教、建築などで今日でも多くスペイン文化の影響を受けています。

その中でも16世紀のスペイン統治時代に建設された石造りのバロック様式の教会が多数現存しています。そのうちの4つがユネスコの世界遺産の登録を受けています。

サンアグスチン教会|San Agustin Church

フィリピンの首都マニラに唯一登録されている世界文化遺産です。石造りの教会としてはフィリピン最古の建築となります。

ニノイアキノ・マニラ国際空港からタクシーを利用して40分ほどでオプショナルツアーにも組み込まれていますのでマニラに旅行で訪れた際には是非とも行っておきたい世界遺産の一つです。

サンタマリア教会|Santa Maria Church

18世紀に建てられたバロック様式の建築物で別名「ヌエストラ・セニョーラ・デラ・アスンシオン教会」とも呼ばれます。
1993年に「バロック様式教会群」としてユネスコの世界遺産に登録をされました。

ヨーロッパのバロック様式にフィリピン様式が混ざったユニークな建築物です。地震や台風などの災害に耐えることができるように重厚な赤レンガの石造りとなっています。

首都マニラがあるルソン島にありますが、長距離バスで7時間かかりますので気軽にアクセスとはいきません。

パオアイ教会|Paoay Church

正式名称はサン・アグスティン教会ですが、フィリピン国内に多くの同名の教会、聖堂があるためにパオアイ教会と呼ばれています。

レンガと加工サンゴで作られた教会で大聖堂には教会を地震から守る控え壁・バットレス(buttress)があり特徴的な外観を備えています。

現在は、改修されているため苔で覆われた従来のイメージ写真とは異なり真っ白な外観に生まれ変わっています。

こちらの教会も首都マニラがあるルソン島にありますが、長距離バスで10時間と大変な道のりとなります。
ルートが被るサンタマリア教会や後述するビガン歴史都市と一緒に見ておきたい教会です。

ミアガオ教会|Miag Ao Church

こちらは世界的にも有名なボラカイ島があるパナイ島にあるバロック様式の建築物でイロイロ市の観光名所となっています。

1797年に建てられたこの教会は要塞としての役割も果たしています。

ミアガオ教会へのアクセスは、イロイロ市のモロバスターミナルから約1時間です。
バス料金は66ペソ(日本円で約150円)となります。

マニラからイロイロ空港までは飛行機で1時間15分ですが、セブからの飛行機はありませんので、マニラ経由でのアクセスとなります。

ビガンの歴史地区(文化遺産/1999年登録)

Historic City of Vigan

ビガン歴史地区はマニラから北へ400kmに位置するスペイン統治時代に作られた石畳の通りが特徴的な世界遺産です。

石畳の道路をカレッサと呼ばれる馬車が行き交う光景は映画のワンシーンにも出てきそうな趣のある街並みが特徴的です。

ビガンは太平洋戦争中にアメリカ軍による砲撃が予定されていたものの2人の日本人将校によって爆撃から免れたという逸話が残っています。

マニラにあるバスターミナルから長距離バスに乗って約8~10時間かかります。(※雨期である6月~12月ぐらいまでは路面がぬかるみ通常より時間がかかります。)
飛行機とバスでもアクセスの場合はマニラ空港からラワグ空港まで1時間半、バスで2時間です。

コルディリェーラの棚田群(文化遺産/1995年登録)

Rice Terraces of the Philippine Cordilleras

コルディリェーラの棚田群(バナウェ・ライステラス)はフィリピンの首都マニラがあるルソン島北部の山岳地帯の棚田群で「天国への階段」とも呼ばれる壮大な景観が広がります。

2000年以上に渡り継承されてきた農耕技術が評価され1995年に世界文化遺産に登録されました。

アクセスはマニラからは長距離バスで10~12時間、多くの語学学校があるバギオからはバスで6時間ほどです。

トゥバッタハ岩礁自然公園(自然遺産/1993年登録)

Tubbataha Reefs Natural Park

トゥバッタハ岩礁自然公園は透明度の高い海と秘境が多いパラワン諸島から南東へ約180km離れた場所に広がるスールー海にある世界遺産です。

350種類上のサンゴ礁に囲まれ500種類以上の海洋生物が生息している手つかずの自然が残る世界遺産。

多数のダイビングスポットがあり世界的にも人気の大ビンスポットの一つとされています。

アクセスはマニラ、セブから空路でプエルトプリンセサ(約1時間)へ行きダイビングクルーズで約10時間、季節風の影響で運航は3月~6月の期間のみ。

プエルト・プリンセサ地下河川国立公園

Puerto Princesa Subterranean River National Park

プエルト・プリンセサ地下河川国立公園はパラワン島にあるプエルトプリンセサから北へ50kmに位置しています。

潮の干満の影響によって長い年月をかけて自然が作り上げた鍾乳洞内を流れる地底川は、全長8.2kmにも及び、水深は潮の干満によって変わり、最大で14mにもなります。

現地ホテルなどでトレッキングツアーを申し込むことが可能で値段は1500ペソ(日本円で3,300円ほど)

プエルトプリンセサからバスで約3時間ですが、未舗装の山道の悪路の中を運航するため注意が必要です。また大雨のあとなどは通行止めとなることもあります。
リゾート地として有名なエルニドからもアクセスは可能ですが、6時間とかなりの長旅となってしまいます。

ハミギタン山地野生生物保護区(自然遺産/2014年登録)

Mount Hamiguitan Range Wildlife Sanctuary

ハミギタン山岳地域野生動物保護区は2014年に登録された世界遺産で、フィリピン第3の都市であるダバオ市があるミンダナオ島にあります。

約2万6千ヘクタールの保護区域には1380種類もの野生生物が生息していてその内341種がフィリピンの固有種です。

フィリピンの国鳥でもあり世界第2の大型猛禽類のフィリピンイーグルやコカトゥー(大型のオウム)、ボホール島でもお馴染みのターシャ(世界最小と言われるメガネザル)フィリピンワシとフィリピンオウムなどの絶滅危惧種の生物が多数生息しています。

また観葉植物として人気のあるウツボカズラ(ネペンテス)も生息しています。

ダバオまではマニラから空路で2時間、セブからは1時間、更にバスで3時間かけ拠点となる町マティに到着します。
ハミギタン山域野生生物保護区周辺には宿泊施設もあるため1泊しての観光がおすすめです。

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